営業力は起業の原点

独立して2年半ほどになりますが、やはりこれまでのキャリアで営業の経験をしたのは良かったなぁとよく思います。なぜなら、独立したら全てのことを自分でやらないといけないけど、特に売り上げを上げる意味では、営業が必須だからです。

私の営業経験は22歳で入社したリクルートでの4年間と、留学後に入社した外資系人材会社の時の5年間の経験の合計9年間。

リクルートでは求人広告の営業を4年ほど経験しましたが、営業の基礎はここで叩き込まれました。

・1件のアポを取るために、毎日100件以上テレクリする
・すでにリクルートの営業が片っぱしから営業かけてる会社に何度も営業かけて、断られ続ける
・とりあえず時間ができたら、ビルの上から下まで飛び込みする

という本当に足で稼ぐ営業でした。笑
再度やれと言われたらもうできないですね、、若いからできたなと思います。

いらないと言われてるクライアントに価値を感じてもらうための提案力もたくさん鍛えてもらいました。求人広告は無形商材で、先行投資なので、価値をいかに感じてもらえるかが勝負でした。

断られてもめげない強い精神力、数字を追い続ける忍耐力、最後の最後までやり切る力は間違いなくこの時に培われました。

そして、留学帰国後に経験した外資系人材紹介会社での営業は、リクルートの営業とは全く違い、そのやり方はむしろ通用しませんでした。いかにプロフェッショナルに振る舞えるか、プロとしてどう立ち回りできるか、クライアントも外資だったので、英語でどうコミュニケーション取るべきかもここで学びました。

頭の回転を早くし、起点を効かせ、点と点の情報を繋いで面にして、それを価値に変えていったり、上手くプロセスをコントロールして数字を積み上げていくスキルは、ここで身につけました。

今の自分にはどっちの経験もあるから、活かされてることがたくさんあるなと思います。独立してからこれまで、ありがたいことにほとんどのクライアントはリファラルからです。

ゴリゴリ営業は全くせず、そのままの等身大でできるだけいろんな人にお会いするようにしてます。その中で私にお願いしたいと言ってくれる会社があるのは、本当にとても嬉しいです。自分の中で上手く自社をアピールし、信頼していただき、ちゃんと成果で返す。それはやはり叩き込まれた9年間の営業経験があるからだと思ってます。

営業経験がない人は、是非人生の一つの経験と思ってどんな営業でもいいので、チャレンジしてみてほしいなと思います。

もし営業経験がなかったとしても、もちろん起業したら嫌でも営業しないといけないので、そこからでももちろん大丈夫。

営業は大変というイメージがあったとしても、このスキルを身につけたらいろんなところに応用もできます。「営業」というものが少しでも魅力的な経験が積める職種として感じてもらえたら嬉しいです☺️