働くか、専業主婦かの葛藤
日本で二人の子供を持つワーママの友人と話をする機会があった。子供はまだ小学一年生になったばかり。下の子も幼稚園に通っていて男の子となると可愛い盛りだ。
そんな彼女が悩みを打ち明けてきた。本当は会社を辞めて子供との時間を持ちたいと。子育ての貴重な時間は永遠に続くものでもなく、特に男の子となると反抗期になったり親離れして行ったりとで、色々と思うことがあるらしい。
けれど仕事を辞めない理由は経済的な理由なんかじゃなくて「人の目」だという。「周りにそんなことしている子なんていない」「みんな働いているし」「自分がそんなことをするのに引け目を感じると」と。日本にいれば他人と違うことをするその居心地の悪さみたいなものは容易に想像できるし越えることが難しい壁であることも理解できる。
かたやアメリカでも似た部分もある。私が専業主婦でいることに対して「働けるじゃん」って言われることも多いし「仕事は何してるの?」と開口一番に言われると返答に困ったりする。
自分の中では、「夫のサポートに集中したいから働くことを選んでいない」と明確な理由が存在するのだが、これを説明したところで特に会社勤めの人たちには理解しにくい部分もあるみたいでどうしようかと迷うことが多い。
かといって会社に働きに出よう!とは今の所思っていないのだがこの葛藤はなんだか友人と似ているなと思った。
ただ、私と彼女の違うところは「自分がどうしたいか」を芯を持って貫けるかというところだと思う。人の目があろうとも、自分の人生は自分で舵を取るしかない。自分の意思以外のところの圧力に負けてしまうと必ずや後悔することがある。やりたいと思ったことはやった方がいいのだ。
婚活の場面であろうと自分が「専業主婦でいたい」と思うのであればそれは確固たる意志として貫けばいいと思うが一方で、その分の努力も必要であることも忘れてはならない。この話は私がいつも繰り返し述べていることだが努力やリスクがないと幸せにはなれない。もしこの話に興味がある人はぜひ他のブログものぞいてもらいたいと思う。
果たしてその彼女はどうしたのだろうか。連絡がないということはおそらく仕事をそのまま続けているのだろう。子供は来年には小学二年生になる。