ボードゲーム考察:ゲームマーケットについて
Sunnyです。
僕はボードゲームデザイナーとして、1年半くらい前から活動を続けております。
そこから、ボードゲームの日本最大の即売会であるゲームマーケット2018秋に初出展しました。
その時から、ゲームの販売の仕方、広報の仕方など、ゲームを作る以外のことも積極的に様々行ってきております。
と、そこから半年経って、じゃあ、ゲームマーケットにおける販売について、ちょっと気付いたことがあるのでまとめます。
2019春の様子
2018秋は自分が作ることが精いっぱいで、あまり余裕があったとは正直言えなかったので
今回ゆっくり2019春を見ることができてるんですね。
と、どんな作品でるのかなと眺めたり、欲しい作品を眺めたり、いろいろ俯瞰してみてるんですけど
①ほぼすべての作品が予約を行っている
②予約と当日の割合は、サークルによって違う
③場合によっては、販売数のほとんどを予約が占めている場合もある
っていう予約面に対して見えることがあったんですね。
3番目が結構ネックなのかなって思ったんですよ。
来場者「予約がほぼすべてって、もしかして当日行っても買えない・・・?行く意味ない・・・?」
もし仮に、好きなサークルが予約でほぼ完売して、当日分は少ししかないっていう状態だったら、予約できていない時に、当日そこへ狙っていけるのだろうか?(来場者の心情として)
めっちゃ好きなら、朝一真っ先にいく、というのはすると思う。
けど、仮に重なっていたら・・・?
このゲームだけ好き!って人ももちろんいるとは思うけど、多くの場合、あのサークルもこのサークルも好きってケースが多いと思うんですよね。
しかも、当日分があっても午前中で完売するケースも多く、計画がとても必要になってくる。
予約の受け取りだけしてたら、他の物があまり買えないケースもある。
そういう状況下で、来場者に求められることってかなりあると思うんですよ。こんだけ規模感が大きくなると。
ということは、買いたい人は当日の前に予約という形式で買っているんすよ。
買いたいけど買えない状況が生まれている、と。
となると、
出展者「当日会場で売る意味って本当にある・・・?」
もちろん、即売会というのは、同人活動の延長線上で、前に論文でまとめましたが、同人活動とは、自分の趣味や嗜好を共有することの喜びを求めている側面もあることから人to人のコミュニケーションの場であるというのもあると思います。
会場で売るのは、実際に買ってくれる人の顔やしぐさなどを見ながら、感謝を述べることができる。
それを踏まえたうえで、それでも、タイミングなどの要因から、好きでも買えないっていう状況があるんすよね。
問題を分析すると、別に予約で買えない以外にも、結局、売れるか未知数なので、そもそも販売数が少ないとかもあるし、そもそも制作者の元手がそんなにないとか、あらゆるレイヤーが重なり合っているんですけどね。
でも、そういうの派生というか、最終的な部分で、買いたいけど買えない状況があると。
じゃあ、どうするか?
買いたいけど買えない状況が生まれており、買いたい人は当日の前に予約という形式で買っているという状況は、つまるところ、ゲムマじゃなくても売れるっていうことなのかなと思いました。
初出展ながら、僕ら(サークル単位で)予約だけで30個くらい販売できており、それって雰囲気とかゲームルールとかの広報、つまりTwitterとゲムマのHPでの広報で知った人が買ってくれてるという事実なのです。
これを天狗になってるとか、調子乗んな!って意見ももちろんわかりますし、一年しかやっていないくせに!という意見もごもっともなんですけど、
「ゲムマ当日に販売すること」にこだわるなら、こだわるだけの理由がないとこだわれないと思ったんですよね。
だから、僕としては、ゲムマでの販売・通販での販売という2つの販路を、意図をもって活用していきたいと思いました。
という決意です。
デバッグモンキーズ、動き出しました。だからこそのこんな記事なのかもしれない、、、
とりあえず、考えることがいっぱいだ