ブンちゃんがくれた文章モチベ
こんなにもnote欲が溢れたのはブンちゃんの今は亡き「遺言書」という作品を読んでからである。
ひねくれた彼女の遺言書は、何度読んでも飽きないヒヤっとするスリルがあったのを今でも覚えている。
今ではもう、どこかに葬られたのであろうか。願わくばもう一度は読みたくない気もする。
それからだ、noteに片足を突っ込んでみた。
十日続くこのnoteがそろそろ飽きという怠けを捨てた気がする。
あれから七日も続けばイガグリ頭ほどの毛は生えただろうか。
文章欲の源を探すけれど、それはひっそりと人知れず湧出る秘湯のようだ。
私自身も知らない場所から湧き出る文に、まだ少し他人行儀である。
ブンちゃんには感謝している。ブンちゃんから秘湯の存在だけを知らせてもらったから。
(勝手にブンちゃんと呼んでいるが、彼女は読んで、呼んでもらうと嬉しいらしい)
noteは不動産屋さんなのか。
私の体の最上階に入りきらなかったモノたちが、noteの一部屋にお邪魔している。
私の文章モチベ。
それは、もはや就活生がやる自己分析に近い。
私も知らない、私を知りたい。