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星座のお話 春の星座編

星座ではないけれど、日本では比較的有名な北斗七星
実はある星座の一部であることを、皆さんはご存知でしょうか?


その星座は「おおぐま座」といい、北斗七星はその胴としっぽの部分なんです
その側には母熊に寄り添うように「こぐま座」が仲良く並んでいます
実物の熊は、星座のようにこんなにしっぽは長くないのですが、それにはちゃんと理由があるのですよ
衝撃の理由は後ほど紹介しますね


あまりよく知らない人も多いのですが、実はこぐま座を構成する星も七つの星をつなぐと柄杓のカタチになるので、「小柄杓」って呼ぶこともあるそう


私も星の事に興味をもって、最初の頃に覚えたのは北斗七星やカシオペア座、オリオン座だったなぁ
そうそう、こぐま座のしっぽの先端が、あの有名な北極星(ポラリス)なんですよ
この「熊の親子」には神話があって、内容はかなり悲しいお話なのです


月の女神の従者だった美しい妖精の女性が、あるとき「大神ゼウス」の目に留まり、彼は大層彼女を気に入ったのです
ゼウスは月の女神に化けて彼女に近づき、そうとは知らずに騙された彼女はゼウスの子を身籠ってしまいます


この「大神ゼウス」というギリシャ神話の最高神、神話に詳しい人ならご存知かと思いますが妻帯者にもかかわらず、いろんな女性に手を出しては身籠らせてしまう、現代で言うところのいわゆる「ク〇野郎」なのです(苦笑)


純潔の女神でもある月の女神に、身籠ったことを知られ追放された彼女は、ひとりで息子を生みます
そのことを知って怒り狂った「ク〇野郎(苦笑)の奥様」は、なんと彼女を「熊」の姿に変えてしまったのです
実はこの奥様も、かなり嫉妬深いことで神話界では超有名です(笑)


あるとき森で生活していた彼女の前に、立派な狩人として成長した息子が現れ、彼女は嬉しくて息子に駆け寄っていきます
しかし息子は「熊が襲い掛かってくる」としか思えず、彼女に狙いを定めて矢をつがえたのです


それを見た「ク〇野郎(苦笑)」は、慌てて息子も熊の姿に変えて二人を空に放り投げ、星座に変えてしまったのです
そのとき、二人のしっぽを掴んで思い切り放り投げたため、しっぽが伸びてしまったまま星座になったんだって
ほんと、ろくなことをしない神様もいたものですよね(苦笑)


実は話はそれだけでは終わりません
皆さん覚えていますか?
「嫉妬深い奥様」の存在を‥‥


この奥様の親子への怒りは、天に昇って星になった後も収まることはなく、他の星座が半日は地平に沈んで休むことができるのに対し、ずっと沈まないよう北の空を回り続けるように仕向けたのだそうです


男性の皆さん、いつの時代でも「女の嫉妬」は怖いものなのですよ?
春の空を見上げるときにはこの神話を思い出していただき、心当たりのある方は自分の胸に手を当てて、復讐などされないようくれぐれもお気をつけあそばせ

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陽だまり
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