【2021読了5冊目】男が痴漢になる理由
私は感受性が豊か過ぎて、胸糞なストーリーを読むと自分ごとに置き換えてものすごくイライラしてしまうので、その手のものは遠ざける傾向にあった。
ましてや痴漢だなんて。
自分の経験で言うと、高校2年か3年のときと、社会人2年目のときに、痴漢を捕まえて警察のお世話になったことがある。後者の体験はこちらに書いた。
そういえばこのとき捕まった犯人は、このあとどうなったんだろう…
もうね、こういう輩はいっそのこと●●で●でくれればいいのに、と過激なことを思ったりもする。
一方で、最近のお話なんですけど、本業とは別で、「弱い人(わかりやすく言うと、女性や子ども)が安心してくらせるようになるための活動」に少しずつ関わらせていただくことになり、こっち方面について正しい知識を持つのも大事かなと思い、紹介してもらった本を勉強も兼ねて読んでみた。
それがこの本である。
Amazonにある紹介文は次の通り。
産後、本を読むスピードがめっきり落ちましたが、サクサク読めました。
で、ですねぇ。一部を抜粋してご紹介してみますと、
感想はですね、
「はー、(ピー)すぎる。」
性犯罪者の「認知の歪み」とか、マジで意味不明なんだけど。
あー気持ち悪い。
伏せ字が増えてしまうので、本についてはこの記事を読んでもらうのがいいかもしれない。
ところで。
海外生活をしているというのももちろん多いにあるとは思うんだけど、
・結婚して、夫と行動することが多くなった(一人で行動する機会が減った)
・歳を取った
という理由から、この手の性犯罪に巻き込まれるリスクはかなり減ったように思う。
なのでいつのまにか、
「痴漢の被害」が自分や自分の身の回りから遠い世界になってしまい、問題意識もさほど持たなくなっていた気がする。
(マレーシアにいると、痴漢云々よりもスリとか誘拐とか、そっちの方がリスク高い気がして、というのもある)
一方で、私がnoteでこのマガジンにまとめている読了ログに書いた本の多くが「ジェンダー」を多かれ少なかれ意識させられる本だったりするので、自分は何かしら、その方面に無意識に興味関心があったのかもしれない。
冒頭に書いた某活動によって日本の闇が少しでもよくなったら、と思いつつ、この手のトピックには目を背けずに注視していこうと思う。
ところでフィリピン在住時、LRTに何度か乗った(または乗ろうとして諦めた)ことがある。時間が悪いとものすごく混んでいて、「いやー痴漢とかいたらイヤだなー」と思ったりもした。
が、あっちの友だちいわく、
「犯罪者にとっては、痴漢なんかやっても何も得られないから、だったら財布をパクるよ」
とのこと。
(痴漢がゼロとは言っていない)
ってことは、国民の生活水準が上がると、痴漢する人も増えるのか?と思ってしまった。
一方で今住んでいるマレーシア。
こちらも痴漢のような犯罪はゼロではないけど、この野本さんのnoteにかかれているように(有料noteなので最後までは読んでないが)
と。
確かに「肌の露出度の高い女性の広告」を見る機会がまったくない気がする。前に、ユニクロの広告でスポーツブラか何かを着ている人が出ていて、「これマレーシアで大丈夫なのか?」と心配したのを思い出したくらい。
日本と比べたら女性が性的コンテンツとして消費されることがほぼないのは、いつのまにか「マレーシアの住みやすさ」をより感じる理由になっていたのかもしれない。
※次の読了は「ジョブ理論」になる予定。
(と宣言することで、「読み続けるぞ」と自分にはっぱをかけるテスト)