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嘘をついても別に目は泳がない

 「心理学研究が明らかにするところとしては、嘘と視線行動には関係がない、ということになります。」(村井、2018)

要するに、嘘は別に目を見たからといって分かる訳ではないらしい。
だから、相手が嘘をついているかどうかについて、目だけを見て判断してはいけず、無用な誤解は対人関係の崩壊につながりかねないと村井(2018)は述べている。

右上を見ているのは嘘をついている時だとか、左上を見ているのは本当のことを言っているみたいなことが言われているらしいけど、、

嘘をついている時と本当のことを言っている時、それぞれの視線の動きの関係を数値化してみたところ、数値にほとんど差がなかったというのである。

 もちろん一つの本を読んだだけで判断するのは、ちょっと危ないところもあるけれど、頭の隅に入れておく必要は絶対ある。

与えられた情報に対して、疑いの目を持ってみることも大事だよなぁと少しだけ思ったりもする訳である。クリティカルシンキングというらしいけど。

(参考文献)
村井、2018
  「絶対役立つ社会心理学」ミネルヴァ書房 藤田哲也 監修 村井潤一郎 編著