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ただのハンドルネームが、書いて生きるための名前になるまで。
私の名前は、ゆに。
もちろん、本名ではない。
ゆにという名前とも、かれこれ15年目の付き合いになる。
元々は、Twitter(現X)を始めるときに、何となくつけたハンドルネーム。
本名と全く違うハンドルネームにしたいと思ったものの、なかなか思いつかない。だからと言って、ウケ狙いの名前も私らしくない。短い名前のほうが呼びやすくていいのかな?なんて考えたものの、候補に挙げたハンドルネームがイマイチしっくりこなかった。
その時ちょうど手元にあったのが、応援しているジュビロ磐田の新シーズンユニフォーム申し込み案内だった。
(あ、ユニ申し込みしなきゃ)
慌ててユニフォームの申し込み手続きをしていた時に、急に思い立ったのが「ユニ」だった。あまりに適当な名付け方だと、今振り返っても思う。でもその時は、いつまで続けるか分からないTwitterの一時的な呼び名として、「ユニ」と名乗ることにした。ただ、カタカナだとユニフォームが思い出されるので、ひらがなで「ゆに」にしようと決めた。それにひらがなだと、少しだけかわいい気がする。
そんな安易な決め方で、「ゆに」という名前を名乗るようになり15年目。
気が付けば、他のSNSでも「ゆに」と名乗っている。他に考えるのが面倒だったというのもあるが、自分にすっかり馴染んできた。他の名前がもう考えられないのだ。
だから、noteを始めるときも何の迷いもなく、「ゆに」と名乗った。
noteは、これまでやってきたSNSの中で一番反応があった。自分の想定よりも早いスピードで認知度が上がり、ゆにという名前はますます手放せなくなった。
もはや、ゆにとしての活動は私の大部分。本名で出せない素の部分も、ゆにと名乗っていると不思議とポロポロとこぼれるように出てくる。
SNSでの活動のメインがnoteになり、文章を書くことが私の心を大きく占めるようになった。自分を表現した文章を人に読んでもらいたい。あわよくば、自分の文章で人を笑顔にしたり元気づけたりしたい。
文章を書くことが、生きることになった。
ゆにという名前は、ただのハンドルネームではなく、書いて生きるための名前になった。
こんなに長く付き合う名前になるとは、ハンドルネームを決めた当時の私が聞いたらびっくりするだろう。もしかすると、「考え直す!」とも言いかねない。
でも私は、ゆにという名が気に入っている。
由来は大したことなくても、素の私が一番出せる大切な名前。
名づけの時に思いを込めたわけではなくても、ずっと一緒に過ごしているうちに思い入れが強くなり、私にとってはなくてはならない名前になった。
だから、これからもゆにとして、書いて生きていく。
※この記事は、書く部の書くお題「あなたのアカウント名の由来は?」で書きました。