語学学習のお供に「Slowly」はいかが?
少し前の話になるけれど、
語学学習に使っているツールをご紹介したところ、
思っていた以上のリアクションをいただいてびっくりした。
第二弾を公開しようか、色々考えたのだけど、
ここ1−2ヶ月使っているアプリがなかなかに面白いので、
こちらに絞ってご紹介させてもらおうかと思う。
そのアプリとは「Slowly」。
匿名で、メッセージのやり取りをする。
…と、ここまでは他のアプリと大差ないように見えるのだけど。
アプリ名通り、「届くのに時間がかかる」のがこのアプリの特徴。
なんとお互いの住んでいるエリアによって、
メッセージが到着するまでに数十分から1日、2日ほどかかるのだ。
数秒単位でメッセージが行き交う世の中で、あえてのこのテンポ感。
画期的である。
このアプリについて、特にいいなあと思ったことを
3つ、あげてみるとするなら、こんな感じ。
個人情報の少なさ
自分でアバターを作成して、大まかな居住地と性別を選択したら
自己紹介を書いて、トピック一覧から話したいトピックを選択する。
以上。とてもシンプル。
※誕生日は登録するけれど公開可否を選択することができる。
公開範囲も選べる。(月日だけ、年齢だけ、等)
見ず知らずの人たちに個人に関する情報はあまり知られたくない…という方にはおすすめだ。
もちろん、公開する個人情報が限られる分、
自己紹介をきちんと書いておいた方が良さそうだなあという印象。
個人的には、性別に「ノンバイナリー」の選択肢があるのが素敵だなと思う。
あと、興味がない(話したくない)トピックも指定できるのが良い!
人によって話したいこと、話したくないこと、色々あるからね。
スローテンポなやりとり
文通をスマートフォンで、というこのアプリのコンセプトを
気に入って使っている人が多いからか
「時間のある時にお返事ください」「時間が取れた時に返信します」が
互いに受け入れられて、成り立っている印象がある。
びゅんびゅんメッセージが行き交うという類いのものではないので、
落ち着いたペースでやりとりをしたい、という方にはとてもおすすめ。
私自身は、いただいたメッセージに対して、
ちゃんと返事を考えて書きたいというタイプの人間なので
こういうテンポ感が許容されている空間というのは、とても安心する。
「手紙」だからこその丁寧さ
使う媒体はスマートフォンだけれど、
あくまでも「文通」や「ペンフレンド」の体験をベースにしているこのアプリ。
なんと送付時に切手も選べるようになっているという徹底ぶり。
相手の手元に届くのにある程度の時間を要する、という仕様も含めて、
書いている側としては、いわゆる「手紙を書く」感覚にとても近い。
だからだろうか、
言語交換アプリでありがちな、”Hi!” だけのメッセージが届いて
何度か短いやりとりをしたあと、
いつの間にか自然消滅…ということは今のところない。
ちゃんと「お手紙」が届くので、
「きちんと時間をとってお返事を書こう」という気持ちになる。
それに加えて、相手の興味があるトピックは何か、
あとは自分の興味があるトピックとどれくらい共通しているかを
事前にプロフィールから確認できるので、
話題を考えやすいのもメリットだなと感じているところ。
というわけで、お気に入りアプリ「Slowly」のご紹介でした。
ご興味あれば、ぜひお試しを!
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