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ミュージカル豊作期が来たぞ!②
▼前回の記事はこちら。
第二弾は、ずばり!宝塚歌劇です。
チケットにご縁がなかったり観劇費用の高騰で泣く泣く諦めたり。。というわけで
生での観劇は1月のディミトリぶりでした。
あああお久しゅう〜!!!
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演目は、宝塚星組「1789」でございます。
チケット大激戦だったと噂には聞いていたのですが、想像以上の焼け野原ぶり…
いやはや、ご縁よありがたや。
宝塚でこの作品が初演だった頃、私はまだ宝塚の沼に落ちたて。
チケットを取るすべもよくわからないまま、観ることができなかったので、
今回はぜひに!!!と気合を入れて臨みました。
フランス革命を題材としたフレンチロックミュージカル。
毎年フランス革命を目にするというのはミュージカルヲタクあるあるですが、今年も無事に遭遇。
「フレンチロックミュージカル」と題されるだけあり、
曲もいわゆる宝塚らしい感じではなく、ビート感がしっかり感じられる曲が勢揃い。
酷暑が続く日々ですが、その暑さを上回る熱量で吹き飛ばしにかかっているような
エネルギーあふれる舞台でした。
しかしそれにしてもトップスターの礼真琴さんの歌のうまさよ。。
音域が広すぎるわ、声があまりに伸びやかすぎるわ、何度観ても新鮮に驚いてしまうのですよ。
さて。
今回どうしても書きたいのはマリーアントワネットを演じた、有沙瞳さんのこと。
今回は、マリーアントワネットの侍女オランプ役をトップ娘役が演じましたが、
初演ではトップ娘役が演じたのはマリーアントワネット。
それくらい、存在感の大きな役です。
以前からその歌声や佇まいがとても魅力的で、陰ながら応援していた娘役さんだったのですが、
今回の演目を以て退団されるとのことで。
退団の一報を聞いた時は、やっぱりトップ娘役としての姿を見たかったなあ…と残念な思いはもちろんあったのですが、
一方で、最後に挑む役としてこの役を選んだというところに、ものすごい覚悟を感じて。
絶対に見届けなければ、と思っていたのでした。
いやあ、これぞまさしく有終の美。
世界中の煌びやかなものを詰め込んだような舞台セットのど真ん中で、
溢れんばかりの輝きを放っているアントワネット。
ポップなメロディーに乗って歌い上げる姿は、一見天真爛漫なのだけれど
無邪気すぎるがゆえの今後の悲劇を予感させる面もあり。
時代は進んでいき、周りにいた貴族たちが手のひらを返して逃げ出していく中で、
フランス王妃としての覚悟を決め、そのまま革命の中に消えゆく、凛とした後ろ姿。
その自覚と覚悟がもう少し早くあったなら…と思わず思ってしまうのは甘いんだろうか。
でもそう思わせてしまう何かが、彼女のアントワネットにはあって、
それが彼女のすごさなんだな、としみじみ感じさせられた舞台でした。
芸能活動を続けられるかは存じませんが、
外部の舞台でぜひ活躍してほしいし、絶対に活躍できる素晴らしい俳優さんだと思うので、
今後の続報を楽しみに待ちたいものです。
それにしてもひさびさに宝塚を浴びたらなんだかとても元気になって、
私に足りてなかったのはこれだったか…!と再確認。
つくづく、私の活力の源です。
また、観に行きたいなあ。
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