保護猫カフェに行きました
はじめて行った時に、なんだか猫ちゃんたちがあまり幸せそうじゃなくて、
はたして猫にとっていい環境なのかなあ、とか考えちゃってあんまり楽しめず、だった猫カフェ。
それからしばらく足が遠のいていたのだが、
このまえ一緒に行こうと誘ってもらう機会があり、
迷った結果、これなら…と保護猫のカフェを提案したら
いいね!と言ってくれたので、行ってみることにした。
土曜日の午後、ドキドキしながら訪問。
まるでお友達のお家に遊びに来たようなアットホーム感にちょっとほっとする。
一通りの説明を受けたら、あとは自由気ままに1時間を過ごすのみだ。
犬しか飼ったことがなく、
わたしと!あそんで!ねえ!あそんで!な生き物としか接したことがなかった私は、
猫たちのマイペースさに最初はびっくり!
そうか、こっちから遊ぼうとしないと決して来ないのだということに気づくまで少し時間がかかった。
犬の人懐こさに甘えていたなあ、と実感する。
人に慣れてる子もそうじゃない子も、
撫でられるのが好きな子も、頭は良くても背中はダメ、という子もいるそうで、
スタッフさんに丁寧に教えてもらった。
うんうん。猫たちの気持ちや好き嫌いを尊重するのは大事なことだよね。
もっと人を怖がる子の方が多いのかな、と勝手に想像していたのだけど、
いい意味で人に慣れてはいるものの全然媚びない猫ちゃんが多くて
猫そのままの姿を見られたようでとても自然で居心地が良かった。
さて、遊んでいるうちにふと横から強い視線を感じてそちらを向くと、
2匹の猫がジィッとこちらを見つめていた。
あまりにその視線が鋭くてちょっとたじろぐ。
どうも他の猫ちゃんたちと様子が違うな、と思ってたずねると
まだ1週間前にやってきたばかりの兄弟なのだという。
鯖のようなシルバーと白が混ざった色合いの猫ちゃんは、サバシロと呼ばれるのだそうだ。
このサバシロの兄弟猫たちがどのような経緯でここに来たのかは尋ねなかったが、
スタッフさんが差し出すおやつもとても警戒している様子だった。
きっと何か事情があって、まだ心許すまでに時間が必要なのかなあ。
これからゆっくり時間をかけてスタッフさんたちは向き合おうとしているのだろうな。
身勝手にペットを飼って手放す人たちがいる一方で、
こうやってなんとか救いの手を差し伸べようとする人たちがいるわけで。
はたして私には何ができるんだろうか、と
そんなことを改めて考えさせられる時間にもなった猫カフェ訪問だった。