「なりたい自分」のための荷造り
エレン・デジェネレスのスタンダップコメディ「Relatable」。
Netflixで配信されていたのを見かけて見始めたら面白くて、
うっかりそのまま最後まで見てしまい、結果、若干寝不足な翌朝。
この番組の中に、こんな言葉から始まる下りがあった。
私たちは旅先で憧れの人格になるための荷物を詰める。
きっと滞在先のホテルのジムで運動するだろうからスニーカーを入れよう。
もしかしたら素敵な出会いがあるかもしれないからドレスも入れて。
いつもはしないけど、旅先では時間もあるからきっと本を読むわ。
…といった具合に詰められた「なりたい自分」のための荷物が
実際には使われず「お荷物」になる様を語るエレンに、客席は大ウケ。
おそらくみんな、どこか思い当たることがあったからだろう。
わたしも、自分の荷物を思い浮かべて、思わず笑ってしまった1人だ。
旅をする理由は人それぞれだと思うけれど
その一つに、変化への期待、があるのではないかと思う。
変化、というとちょっと大袈裟かもしれないけど、
いつもはちょっと冴えない自分だとしても、
旅に出たら、いつもよりちょっと素敵な自分になれるんじゃないかと期待するから、
人は「なりたい自分」になるための荷物を携えて、旅に出るんじゃないかなあ。
私のスーツケースの中にも時折、「そういえば使わなかったな…」というものが入っていることがあるけれど、
きっとこれから先荷造りした時にも、持っていくかどうか迷うんだろうなあ。と思うと
なんだか可笑しい。
まあまずは、
早く自由に旅ができる世の中になることを祈るばかりだ。
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