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そんな「りゆうがあります」。

ヨシタケシンスケさんが好きな二男。ヨシタケさんの絵本を読んでは、「コレ、自分の気持ちと同じ!」と、思春期屁理屈大魔王の長男よりも、口下手な彼は、嬉しそうだったりする。ヨシタケさん、いつもお世話になっております。ありがとうございます。笑

ふと、ヨシタケさんの絵本「りゆうがあります」を読む前に、こんなことがあったことを思い出した。

当時5歳くらいだった彼。男子的な?行動が加速。何か言っても全く聴いていない様子で、宇宙との交信が著しい。もはや何回言っても無駄だな、1回言ったらあとはそのままにしておこう、と思って居た矢先、

「自分やっていることは、神様がそう動かしてるから、そうなっちゃうんだと思う・・・」とつぶやいた。

話を聴いてないもの、なんだかあ~でもない、こ~でもないとブツブツ言うのも、片付けないもの、色々ものを忘れちゃうもの、みんな神様がそう動かしてるからだと彼は言うのだ。

そうだったのか!!!

そう聞いた私は、ものすご~く納得し、「神様が決めてることなら仕方ない。」とストンと腑に落ちた。今まで、「なぜ・・・?」とちょっとイラッとしていたことも、「あ、神様がそうしているのなら仕方ないなぁ~。」と笑ってしまえる。

特定宗教を信仰していない私だが、「なんにでも神様が宿っているんだよ~」と、祖母から聞かされ育っている面があるからだろうか、「八百万の神」という神様たちの存在はしっくりとくる。〈神様〉という、その言葉の影響力は自分で思っている以上にすごいのだった。

彼はこんなことも言っていた。「赤ちゃんが、一番神様に近い存在だとしたら、人はみんな産まれたときは赤ちゃんだったんだから、みんな神様ってことだよね。」

そう考えると、この世界は神様であふれている。

あなたも神様、わたしも神様。いいね、そういうの。

いろんな神様が、「ちょっと考えも様式も違うけど、ま、こんな感じでいいですよね。私たち、お互い神様だしね~♪」って。

そんな絵を思い浮かべると、ほんわか、平和なきもちになる。笑

笑顔がビリケンさんのような二男。今日も今日とて、大事だと大人が思っている話ほど、聞いていない。きっと彼には必要ではない話なのだろうから、ま、いいや。と私は思っている。しかし、説明の面倒な長い話ほど、聞き返してくる。

「え?今、なんて言ったの?」

「・・・・どこから聞いてなかったの?」

「う~んと・・・耳に綿毛が入ったところから。」

・・・我が家の神様は、ビリケンさんではなく、クマのプーさんだったのか。


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やなぎだけいこ
学校に行かない選択をしたこどもたちのさらなる選択肢のため&サポートしてくれた方も私たちも、めぐりめぐって、お互いが幸せになる遣い方したいと思います!