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漫画みたいな毎日。「百獣の王は、ライオン。では、千獣の王は?」

百獣の王と言えば、言わずとしれたライオン。では、千獣の王は?と問われたら、皆さんは何と答えるでしょうか。

長男が5歳くらいの時のことだったと思います。

生き物好きの長男は、元々は恐竜が好きでしたが、オニヤンマを捕まえたことで、昆虫に興味を持ち、今ではすっかり昆虫好きになりました。

生き物全般が好きなので、BBCの生き物ドキュメンタリーだとか、そういったものを好んで見たり、図鑑などもよく眺めていました。

そして、ある日、興奮気味に、「お母さん、野生のカバってね、温和に見えるけど、テリトリーに入られると、ワニも噛み殺すんだって!」と教えてくれたことがありました。

そして、その後、「お母さんって、野生のカバだったんだね!」とニコニコして言うのです。

・・・・〈温和に見えるけど、テリトリーを侵されると、ワニも噛み殺す〉って、凄いんですけど。

さらに、

「お母さんとおんなじだよ!お母さんは、どんな敵が来ても、やっつけられるもんね!」とワクワクした顔で言うのです。

・・・あのですね、あなたと通っている幼稚園では、静かに過ごしていますし、自分で認識する範囲では、敵とか居ないと思うんですが。

息子よ、いったい、母をどう認識しているんだい?!・・・と思ったのですが、全面的に否定はできない。

基本的に、敵を作るつもりはないし、出来る限り温和に暮らしたいと常々思っています。波風立てて、エネルギーを使いたくないのです。よっぽどのことがない限りは。

〈自分のテリトリーを侵されると、ワニをも噛み殺す。〉

・・・テリトリーはですね、ものすごく、大事にしています。誰にでも自分の大事な領域というのがあると思っていますし、それに踏み込むことがないようにと、いつも意識しているから。

その後、二男が産まれ、末娘が産まれ、この「お母さんは野生のカバである」説は、脈々と受け継がれ、動物園に行くと、「お母さん!ほら!カバだよ!」と皆が嬉しそうにします。

そして、単純な私は、〈お母さんは野生のカバ〉と言われた事により、カバに対して、興味が湧き、親近感を覚える様になりました。


菜食なのに、こんなに大きくて、エネルギッシュで凄いな~といつも感心します。

そして、〈厚そうな皮膚の表皮は薄く、意外と繊細。〉

私とおんなじだわ~。と心の中で思う母。

さらに、〈時速40キロで走るが、長距離は苦手で持久力がない。〉という特徴を夫に説明したら、

「おんなじだね。」

うん、おんなじ。

長距離を走るのが死ぬほど嫌いです。持久力ありません。

「怒らせたら、決して逃げられないね。」

うん、おんなじ・・・だね。


二男が末娘と、デュプロブロックで遊びながら、嬉々として言うのです。

「お母さん!ライオンが百獣の王なら、カバは千獣の王だね!」

どれだけ、最強なの、カバ。

どれだけ、最強だと思われてるの、母。

でも、お肌は繊細なので、そこのところ、よろしくお願いします。


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学校に行かない選択をしたこどもたちのさらなる選択肢のため&サポートしてくれた方も私たちも、めぐりめぐって、お互いが幸せになる遣い方したいと思います!