α7IVとα7SIIIを同時購入した理由
こんにちは。いつも記事をご覧いただきありがとうございます。
実は、今回、カメラボディをa6400から更新し、a7IVとa7SIIIを2台購入しました。今回は、なぜ2台同時購入したのかと考えているレンズ構成を話していきます。
■ カメラボディ更新を考えるきっかけ
(1)a6400に不満が出てきた。
カメラを始めてその当時から愛用してきたa6400。カメラの基礎を学べて、今でも良いカメラだし、初心者には絶対におススメする名機ですが、高感度耐性とISO低速限界で不満点が出てきました。
・a6400は最低ISOが100なので、昼間は明るすぎる。また、iso6400以上上げると、ノイズが載って見れたもんじゃない。
↑これが買い換え検討の理由の1つです。
(2)作品での表現力をもっと上げたい。
2022年に入って、ポートレート撮影とPOV street photographyに力を注ぎ始めました。その中で高画素機特有の”解像感”を求めていることに気づき、今後も、作品の表現力をよりレベルアップさせたい、そして、aps-cでは表現できない広角域にもチャレンジしていきたいことも理由の1つです。
(3)夜間動画撮影も技術向上をしたい。
2022年になり、動画撮影の依頼も出始めたことともきっかけです。今まで撮ってきた作例を見返すと、70%夜間撮影をしていることがわかりました。また、都会の明かりのある空間ではなく、北海道や奈良吉野のような光がほとんどない環境下での夜間撮影が多いため、高感度耐性が強いカメラが欲しいとずっと思っていました。
a6400のころは、動画だと早くても、シャッター速度1/60、開放のF2.8もしくはF2、ISO感度でなるべくノイズを出さないようにするという設定しかできず、光のない空間だと、シャッター速度を1/15以下にすることもありました。これだと、F値でボケを表現したり、シャッター速度でブレを調整することすらできません。そのため、ISO感度を味方につけたい想いがありました。
(a6400でシャッター速度1/30で撮影した作例↑)
■ a7IVとa7SIIIを同時購入した理由
では、なぜ片方ではなく同時に2台購入したのかを話していきます。
(1)a7IVの懸念点①高感度耐性
色んな作例を調べた中で興味深い記事がありました。それは、この記事です。⇓
この記事を基に他の記事を調べていくと、ISO400~12800の領域(都会の夜景程度)だと高画素機な分、a7SIIIよりa7IVの方がノイズ耐性がより良いというデータがありました。
つまり、都会程度ならa7IVで行けるけど、田舎の夜撮影ではa7SIIIが必要ということがわかり、a7IVだけ買った場合、「30万円も出したのに」と後悔する可能性があったからです。
(2)a7IVの懸念点②熱停止問題
これは、YouTubeでいろんな方が指摘していますが、「a7IVはバッテリーの減りが早く、すぐ熱停止をしてしまう。」ということがあります。
これは、原因の1つとして、構造上、a7IVは背面がプラスチックなので熱排出がしにくく、a7SIIIはアルミ合金なので熱排出に配慮された設計らしいのです。日本各地で撮影する場合、アルミ合金で丈夫なことはもちろん、ハードな撮影にも耐えるよう、熱排出の問題で動画はa7SIIIを選んだ方がいいのではないかとも考えるようになりました。
(3)a7IVの4K60fpsクロップ問題
この問題は、個人的には長所にも短所にもなると思います。
それは、飛行機など、望遠撮影を行う場合、クロップされた方が撮りやすくなるという観点では、長所になりますが、今後4K60FPS撮影を増やしていきたいとなるとデメリットにもなります。
(4)a7SIIIの懸念点①super35mmモードが使えない
正確には、「写真なら、フルHDなら使える」のですが、使った場合、画素数が写真では600万画素となり、40万もするカメラなのにフルHDしか使えないという意味不明なことになるのでsuper35mmはあってないようなものです。
(5)a7SIIIの懸念点②ISO低感度のノイズの載り方
先ほど、(1)で述べた通り、低iso感度だとノイズがa7ivより増えます。
そのため、都会の夜景の写真撮影の場合に、少し懸念点が出ます。
(6)a7SIIIの懸念点③1200万画素で撮る写真
これは、(4)と(5)の総括で、a7SIIIを選ぶ最大の懸念点ですが、1200万画素で写真はどうなの?と思います。SNSにのせる程度なら問題ないらしいですが。
(7)a7SIIIを買った方は高画素機を求めてa7IVを買うことが多い
これも、ネットの記事やYouTubeを漁っていて感じたことですが、a7siiiが低画素なので写真で不満を感じ、高画素機であるa7IVやRシリーズを追加購入する傾向にあるということです。
私も、写真、動画両方極めたいので後で買うくらいなら先に買ってしまえということで、先に2台同時購入しました。
■ 購入にあたって参考にした動画
ここからは、購入するうえで参考にした動画を紹介します。
↑ yuichi ishidaさんの動画はa7SIIIの参考にしました。
↑ この2本の動画では、極端に暗い環境でのテスト動画なので、夜間の高感度耐性が見れます。
↑ イルコさんのこの2本の動画も参考にしました。
↑ log撮影ごとの高感度耐性に関する動画です。
↑ この2本の動画は、a7IVとa7SIIIの写真テストです。
■ a7IVとa7SIIIで使いたいレンズ構成
現在持っている、Sigma 16-28mm F2.8 DG DN、Zeiss Batis 2/40 CF、Sigma 65mm F2 DG DN以外に使いたいレンズを紹介します。
(1)Sony FE 20mm F1.8 G
過去にも使っていたこのレンズ。最近Sigmaから20mmが出ました。画質は良いですが、重いのでちょっと、、、という感じ。
このSEL20F18Gは画質が良く、歪曲もなく、キレの良い解像感で使いやすく軽くてお得なレンズです。
(2)24mm域は考え中
この域は、Vlogで使う画角なのでほしいのですが、どのレンズも正直曖昧。
・重さだけで言えばSEL24F28Gだけど、使いにくい。
・F値のことを言えばSEL24F14GMだけど、色表現が好きじゃない。
・色表現で言えばSigma 24mm F2 DG DNだけど、光を使った表現が苦手。
・描写力で言えば、Sigma 24mm F1.4 DG DNだけど、重さが気になる。
・色味で言えば、Zeiss Batis 2/25だけど、個性が思ったよりないんだよなあ。。。
という感じで、迷っているので取り合えずお預け。
(3)標準ズームも迷う。
この域は、常時使うことはないものの、旅先などで1本だけ使いまわしたいときに使おうと考えています。候補レンズはこの2本。
・Sony FE 24-70mm F4 Zeiss:私の大好きな元愛用レンズ。色味なら文句なしでこのレンズ。
・Sony FE 24-105mm F4 G:色乗りはそこまで好きじゃないけど、焦点距離的には1番候補ではあるなあと。望遠端が70mmじゃ足りないというのが本音。
(4)Sony FE 50mm F1.2 GM
今まで、見向きもしませんでした。しかし、岩崎さんのこの動画を見て、別格のレンズでほしいなと感じました。ただ、高いので買うのは最後になりそうかなあ。。。
(5)Sigma 85mm F1.4 DG DN Art
この記事でも書いたあの素晴らしいレンズです。また、中古で買い戻そうと思います。この85mmはポートレート専門にしようかなと考えています。
(6)Sony FE 90mm F2.8 G Macro
このレンズも使ってみたいです。描写は一級品なうえに、接写が得意なので、このレンズは動画専用で使っていきたいです。
(7)Sony FE 70-200mm F2.8 GM II
かねてからほしいと言っているこのレンズ、このレンズは記事執筆時点で納期5か月待ちなので買うのはかなり先になりそうです。
(8)Zeiss Batis 135mm F2.8
このBatisはあまり世間に出回っていないようで、作例も少ないですが、色味が素晴らしいです。オールドレンズのような描写をしてくれて、apo-sonnarらしく、色もくっきり出ます。このレンズは主に、ポートレートやスナップ専用レンズにしたいです。
■ まとめ
私は、a6400を買った当初も思い立ってから2日でメーカーと機種を絞り込んでa6400を購入しました。今思えば、よかったけど、a7IIIにしとけばよかったかなとも思いますが(笑)
今回は、さすがに半年以上買おうかどうか悩んでいましたが、年内に、北海道と九州での念願の撮影が決まったので、それが決め手になりました。
昨年、北海道にa6400で撮影しましたが、高感度耐性の部分でうまく魅力を引き出して作品に込めれなかったような後悔があるので、今年は、a7IVとa7SIIIで良い作品を作れたら良いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。