ジクソーパズルに取り組む姿勢から見えてくる夫婦の考え方の違い。どちらが正しいのではなく、お互いを尊重することが大事だ。
今週は早寝しようと思い、昨日の夜、普段よりは少し早く寝室に向かったのであるが、なんとそこで、台所でジクソーパズルをしている夫を発見!
ジクソーパズルは、コロナ禍が始まった頃、外に遊びに行けないので、何か家の中でできる楽しみを増やそうということで、購入するようになった。私も夫も、もともとジクソーパズルは好きであった。しかし、楽しみ方がちょっと違っている。
私はどちらかというと効率重視で、どうやって早く仕上げるかというか、一番やりやすい方法を考えてしまう。それから、ピースを見た時に、これがどこの部分になるのか、それを見極めるのが得意だ。ピースは切り取り方によって、思わぬ柄になることがある。その見た目に騙されずに、全体の一部を切り取ったことで成り立つ柄を見極めなければならないが、夫にはそれがどうもピンとこないようだ。
夫は、自分のやりたいように、ゆっくり楽しむのが好きだ。ああでもない、こうでもないと試行錯誤していく過程を楽しんでいる。しかし、煮詰まってくると、手伝って欲しいというのもあって、そういう時にはこちらにヘルプを出してくる。
夫の邪魔をしないように、一人で先に寝室に行っていようかと思ったのだが…しかし、やはり見ているとしたくなってしまう。夫もちょうど煮詰まっていたようで、少し助けて欲しいと言ってきた。夫と二人、ああでもない、こうでもないとジクソーパズルに取り組んで、キリの良いところで一旦止めることになった。
私は、やりかけたことを止めるのが苦手だ。何事も、やり出したことはやりきってしまいたいと思ってしまう。しかし夫は、ゆっくりじっくり楽しむことができる。やりかけたことも、一旦止めることも平気だ。夫のこの姿勢は見習うべきところがたくさんある。
今回のこのパズルは夫が作り出したものだ。夫の邪魔にならないよう、彼の楽しみを奪わないよう、それから早寝を達成できるよう、私は基本的にはジクソーパズルに手を出さないようにして見守りたいと思う。
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