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Don't think,feel.
はい、ブルース・リーの名言です。
ですが、今日はこれとちょっと矛盾したことを話します。
それは、Feel, look closely! です。(英訳はGoogle先生です。)
感じることは大事だけれど、それを注意深く見る(考える)ことがもっと大事だ、と僕は強く自分自身に言いたい。
昨日、あるデザインについて考えていたんだけど、最終的に出来上がったデザインが正解なのだろうか、という自問自答の末にこの言葉が出てきました。
僕の思うデザインの定義は「問題解決」です。
まずデザインしなければいけない「それ」の問題点を洗い出し、ロジック(言葉)で解決方法を導き出し、それを目に見える形、つまりデザインに落とし込んでみたのです。
「なかなかいいじゃないか」と思えるところに落ち着いたのですが、ひょっとしたら独りよがりなデザインになってやしないだろうかと、一人森の中を歩き出してしまいました・・・。
守破離で例えるなら、僕はデザインをすることに関しては「守」のウ冠くらいです。今僕がデザインの観点でやらなければいけないことは、いいと思ったものをとことん観察して、「何」が僕にそう「感じさせた」かを理解し、体に染み込ませることだと思う。
デザインにおいて、ブルースとナオヒトと何が違うかというと、その染み込み具合。さっき作ったカレーと、老舗の鰻屋のタレくらいの差がある。
あ、でもフォトグラファーとしては、もうちょっとブルース先輩に近い境地にいるんじゃないかなぁとは思ってるけどね。