4月は"透木釜(すきぎがま)"
いつもお読みいただき誠にありがとうございます。
今回は通っているお茶のお稽古のお話。
3月の釣釜に続き、4月にだけ使う釜があると伺っておりまして、楽しみにしていました!
それが "透木釜(すきぎがま)" です。
"透木釜"は平たくて羽がついている形の釜です。
来月の5月からはいよいよ、"炉"から"風炉"へお点前が変わります。
そのため3月に続き、4月も五徳は使いません。
一方、炉内の通風をよくするため、すきまをつくる木片、"透木(すきぎ)"を置いてから釜を置くというところからきているそうです。
話はそれますが、歴史上で織田信長が欲しがったとされる"平蜘蛛釜"も"透木釜"の種類だったということです。
お稽古で使わせていただいた"透木釜"も高さが低めでポッテリして、可愛さが漂う釜でした。戦国武将の皆さんもこのポッテリとした愛らしさに心奪われたのかと思うと、親近感を感じます✨
さてお点前のお話。
3月の釣釜と違ってありがたいのは、透木釜を使ってもお点前は、普通の釜の時と全く同じと言うことで、それは安心できる要素です。
今回は習い始めの"入子点(いれこだて)"。
*三斎流では"入子点"というそうですが、他の流派では、"茶筅飾り(ちゃせんかざり)"と呼ばれるそうです。
お茶会で、以前、先輩方が"入子点"でのお点前をされていて、華やかで所作が美しいお点前だなぁと見惚れていたので、私も習い始めることが出来て、嬉しくやる気に満ち溢れています。
手数が多くて、なかなか難解なのもまたよし…と言うことで💦
そしてお茶のお稽古の楽しみといえばお菓子!今回は二日とも"まるに抱き柏"さんの主菓子でしたが、どちらもとてもおいしかった。柏もちの白みそ餡には個人的にハマってまして、すでに何度か通ってます..w
そしてお稽古では必ず2服いただきますので、お干菓子も🎵
そして床(とこ)のご紹介
色紙:
山田無文(やまだむもん)老師(臨済宗妙心寺派管長)の
「竹 只引清風(たけ ただ せいふう をひく)」
お花:
・しろやまぶき
・ドウダンツツジ
お軸:
3月に続き "一日清閑一日福"
待ち合いのお軸:
もう初夏の香りでした
4月とはいえ、すでに夏を感じる暑さの中、"薫風"という文字を拝見すると、やはりこれをかけられた方(相当な目利きの方)も、もう初夏の薫風だと思われたのだ、と答え合わせできた気がして嬉しいです。
お茶を習い始めてから、季節の移ろいや季語や花を少しずつ覚え始め、日本人としての喜びを感じてます。
4月の茶道お稽古メモはこちらで終了です。
少しでも季節を楽しんでいただけるコンテンツになっていたら嬉しいです。
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