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『砂の器』と木次線 出版までの道のり

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本書について、いろいろとご質問をいただくのですが、多くの方から聞かれるのが「本を書くのにどれくらいかかったのか?」というお尋ねです。  結論から申し上げますと、本を書くことを思い…
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『砂の器』と木次線 出版までの道のり(4)

 まだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。この夏は思いがけない「大社旋風」で、島根県は大いに盛り上がりました。ご存知の通り、出雲市にある県立の大社高校野球部が甲子園に出場。ほぼ県内出身の選手ばかりの無名チームが名だたる強豪校、常連校を破ってベスト8まで勝ち進み、日本中に感動を与えてくれました。アルプススタンドでの大応援も話題になりましたね。  さて、拙著【『砂の器』と木次線】を出版するまでのプロセスをご紹介するシリーズは今回が最終回です。2023年9月から12月

『砂の器』と木次線 出版までの道のり(3)

 お読みいただき、ありがとうございます。拙著【『砂の器』と木次線】を出版するまでのプロセスを振り返るシリーズの3回目です。今回は2023年4月から2023年9月頃にかけて何をやったか、お伝えします。 作業開始から9~14か月(23年春~秋)松江へ引越し(23年4月)  本を書く作業を始めてから9か月ほど経った2023年の4月、それまで住んでいた東京から島根県の松江市に引っ越しました。松江への転居は2022年夏に勤めをやめた時には既に計画していたものです。本の執筆のために引

『砂の器』と木次線 出版までの道のり(2)

 暑中お見舞い申し上げます。前回に続いて、拙著【『砂の器』と木次線】を出版するまでのプロセスを振り返ります。今回は2022年11月から2023年3月頃にかけてやったことをお伝えします。  本書の概要については以下の記事をご参照下さい。  前回の記事はこちらです。 作業開始から4~8か月(22年秋~23年春)資料リサーチと執筆を並行して行う  前回は、本を書くことを思いついてから作業を開始し、企画書と一部の仮原稿を出版社に送って相談したところまでご説明しました。  出版元

『砂の器』と木次線 出版までの道のり(1)

 いつもありがとうございます。このブログでは書籍【『砂の器』と木次線】に関する情報をお伝えしています。本の概要をお知りになりたい方は、以下の記事をご参照ください。  本書について、いろいろとご質問をいただくのですが、多くの方から聞かれるのが「本を書くのにどれくらいかかったのか?」というお尋ねです。  結論から申し上げますと、本を書くことを思いついて作業を始めてから実際に出版されるまで、約1年5か月かかりました。その間、どのような作業をどういう手順で行ったのか、何回かにわけて