終わってしまったデジタルカードゲームの思い出を語る。オーダー&カオス デュエル編
今までいろいろなカードゲームを遊んですごしてきたけど、その中には今ではもうサポートを終了してしまったものもいっぱいありました。そんなカードゲームたちの思い出について語りたいという自分語りの記事でございます。当時を思い出して懐かしんでくださる方や、カードゲーム業界の歴史の一抹の資料として読んだくださる方がいれば幸いです。
オーダー&カオス デュエルとは…
オーダー&カオスというMMORPGを題材としたデジタルカードゲームで、デュエルリンクスもMTGアリーナも存在していなかった10年以上前にサービスを開始したデジタルカードゲームである。当時のデジタルカードゲームとしてはゲーム性が高く、毎ターン増えていくマナを効率よく使用してモンスターをならべ、相手のモンスターを打ち倒し、対戦相手には直接ダメージを与えていくことを目的としたカードゲームとなっている。もちろんそれらをサポートするカードや、プレイヤーの分身となるヒーローの能力などが存在し、勝つためにはより複雑な駆け引きが必要となってくる。
現在もサービスを自体は継続しているが、アップデートなどはなく、最新バージョンのAndroidにも対応していなくなり、ひっそりと消えていくデジタルカードゲームとして紹介したいと思います。
ソシャゲの中に咲いた一輪の花
2013年といえばパズル&ドラゴンズやモンスターストライクなど少しづつゲーム性の高いソーシャルゲームが現れ、高い人気を集めだしていた時代。そんな時代にゴリゴリのカードゲームが遊べるアプリとしてやってきたのが「オーダー&カオス デュエル」だった。
当時マジック・オンラインや遊戯王オンラインなどは存在していたものの、外出先で遊べるデジタルカードゲームは少く、カードゲームで飢えていたスナガガは数あるゲームアプリを漁りながらたどり着いたのがこの「オーダー&カオス デュエル」だった。
ゲーム性も当時のアプリとしては高く、カードゲーマーに馴染みのあるマナを管理するタイプのゲーム性と、モンスターは自身の正面に配置されたモンスターしか攻撃できないというオリジナルなルールと盤面に配置できるモンスターは5体までという制限が、よりゲームに奥行きを持たせていた。
画期的なシステムが豊富！
この「オーダー&カオス デュエル」、当時にしては画期的なシステムが多かった。一つは、全世界のプレイヤーのデッキを使用したCPUと対戦できたことだった。もちろんオンライン対戦もあるのだけれど、外出先などで突然離席しなくてはいけない状況などに遊ぶのにはとても便利だったし、いろいろなプレイヤーを勉強する楽しみもあった。
もう一つはいわゆるレイドバトルが存在していた。レイドボスと普通にカードゲームで対戦し、その対戦結果でレイドボスにダメージが少しづつ与えられるものだったと思います。しかしながらレイドボスを呼び出すには課金通貨が必要で、どこぞの人が呼び出さないかなぁとレイドボス討伐報酬目的で、ゲームに張り付いていた貧乏学生時代でした。
ゲームバランスって難しい
終始無課金で遊んでいたスナガガ。ストーリーモードや無課金同士で遊んでいる分には、マジック:ザ・ギャザリングのリミテッドを遊んでいるような牧歌的な雰囲気があり満たされていたのですが、上位の人たちは違っていたようです。
やはりトレーディングカードゲームにパワーのインフレはつきもののようで、上位に行けば行くほどよい、新カードや特定のカードのカードパワーが高く、あまり良い環境ではなかったようだ。とは言えこれはいろんなカードゲームで言われることなので、改めてその難しさを考えさせられる今日このごろ。
オーダー&カオスも終焉へ
かつては高いゲーム性という独自性を持っていた「オーダー&カオス デュエル」ですが、時間が経つにつれて他のスマホゲームのクオリティも上がっていきシャドウバース、ハーツストーンなどのデジタルカードゲームの台頭、マジック:ザ・ギャザリングや遊戯王という紙のカードゲームの参戦により影が薄くなっていってしまった。さらには去年、オリジナルとなる「オーダー&カオス オンライン」というMMORPGもサービスを終了してしまったという。ひっそりとみんなの記憶から消えていってしまうのだろう。
とはいえ一応古いバージョンのAndroidならまだ遊べるようである。この記事を見て遊んでみたいと思った方は古いスマホを引っ張りだして見てほしい。デジタルカードゲームの1つの歴史をきっと感じられるだろう。スナガガも久々に見つけたカードたちの画像を見ながら、当時使っていたエルフデッキを懐かしみたいと思います！
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