終わってしまったデジタルカードゲームの思い出を語る。デュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズ編
今までいろいろなカードゲームを遊んですごしてきたけど、その中には今ではもうサポートを終了してしまったものもいっぱいありました。そんなカードゲームたちの思い出について語りたいという自分語りの記事でございます。当時を思い出して懐かしんでくださる方や、カードゲーム業界の歴史の一抹の資料として読んだくださる方がいれば幸いです。
デュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズとは…
デュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズとはマジック:ザ・ギャザリングをXBOX360やPlayStation3などのコンシューマーゲーム機やSteamやApp Storeなどのプラットフォームで展開するために開発されたデジタルカードゲームだ。基本的にマジック:ザ・ギャザリングと同じルールでカードゲームを遊べるほか、双頭巨人戦と言われる2対2の協力戦や、プレーンチェイスという4人対戦などができるなど、現在サービスを展開しているMTGArenaにはない遊び方が可能だった。
しかしシリーズ全般で自由なデッキ構築はできず、基本的には数種ある構築済みのデッキの中から1つを選び対戦することとなる。それでも各デッキ30枚程度のサイドボードが用意されており、サイドボードとメインデッキのカードを入れ替えることでオリジナリティのあるデッキ構築が出来た。
シリーズ最後のタイトルであるマジック・デュエルズ オリジンでは自由なデッキ構築を可能とし、バグなどはあったものの、ほぼMTGArenaの前身となっていた。2019年にはMTGArenaのサービスが開始したこともあり、コンシューマ機でマジック:ザ・ギャザリングを遊べるようにするという役割を終えサポートは終了した。
ライトユーザーの味方!
スナガガがこのシリーズを遊んだのはマジックにどハマリしていたマジック2014というナンバリングだったと記憶している。マジック:ザ・ギャザリングを完全再現したマジック・オンラインという存在は知っていたものの、現実のカードとオンライン上のカードを両方をお金を掛けて集めるというのが厳しく、買い切りで遊べるデュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズシリーズは学生だったスナガガにはとても有り難かった。
また同時に当時それなりに値段のしていた《漁る軟泥》をプロモーションカードとして手に入れることができたのも、貧乏マジックプレイヤーのスナガガには嬉しいおまけだった。
今作ならではのマジックを楽しもう!
このシリーズの醍醐味は多人数戦が気軽に楽しめることだった。今でこそ統率者戦など紙のカードでの多人数戦が流行っているが、オンラインではオンラインだけの醍醐味があった。特にスナガガが好きだったのが2対2で戦う双頭巨人戦だ。
現実の紙のカードでのチーム戦は基本的に相談して最適解を導き出す。しかしオンラインで特に通話もせず、ランダムにマッチした味方とコミュニケーションを取るすべはない。「俺の意図を読み取ってくれぇ」とか「前半は俺に任せてランプしろ」とか祈りながら対戦する。なので時には味方と自分の意思疎通うまくいかず、負けてしまうなんてこともあったし、味方の火力カードと自分の火力カードを合わせて巨大なクリーチャーを除去出来た時には、ここでしか味わえない感動があった。
実はまだまだ遊べます
サポートが終了したデュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズだが、買い切りのゲームソフトと言うこともあり、プラットフォームによってはオンラインでも遊べるようだ。さらには基本すべてのカードをアンロックした状態で遊べるようになっている。ただスナガガもさきほど遊べないかとデュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズを起動して多人数戦に潜って見たが、なかなかマッチングはできなかった。もし遊んで見る際は、友人と一緒に買って遊んでみるのはいかがだろうか。
今後のMTGArenaに期待しよう!
ライトユーザー向けのマジック:ザ・ギャザリングのゲームとしての役割をMTGArenaに受け渡したデュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズ。しかしMTGArenaのサービスが開始して、かれこれ5年ほど、未だに多人数戦の実装はない。いくつか技術的に難しいところなどがあるのだろうか。
それまではデュエルズ オブ ザ プレインズウォーカーズシリーズでワイワイガヤガヤ多人数戦を楽しんで見てはいかがだろうか?