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MTG思い出話 復活するのは、天使か悪魔かあるいは。

  スナガガがマジック:ザ・ギャザリングを始めたとき、アヴァシンの帰還の発売直後で《屈葬の儀式》や《信仰無き物あさり》、《根囲い》などを使ったリアニメイトデッキ流行していた。

  リアニメイトデッキとの対戦というのは、初心者のスナガガとしても面白いゲームだった。序盤はこちらの好きなようにプレイさせてもらえるし、リアニメイトするクリーチャーはどれもド派手なクリーチャーばかりだったので、見ず知らず対戦相手とプレイしていてもお互いにリアクションの取りやすい楽しいゲームが出来た。

良くリアニメイトされてた一枚

  しかし初心者のスナガガもやられてばかりではない。当時エントリーセットに入っていた《士気溢れる徴集兵》という対戦相手のクリーチャーのコントロールを一時的に得ることができるカードを投入し抵抗を試みた。人生で初めてスイスドローを3-0した時、対戦相手の《グリセルブランド》を強奪し、強襲!さらにはおまけで《グリセルブランド》の効果を発動し7枚ドローという大暴れっぷりを未だに覚えている。

蘇るのは悪魔か、天使か、あるいは。

  そんなリアニメイトが印象に残っている環境だったが、歪んだ環境と言うわけではなく、青白コントロール、呪禁バント、ラクドスミッドレンジなど本当にさまざまなデッキが活躍を見せていた環境だった。そんな中開催されたグランプリ名古屋2012にて意外なデッキが優勝の栄光を手にした。それが小北雄史さんが扱う人間リアニメイトというデッキだった

 そのデッキはさまざまな方法で、多くの人間クリーチャーを墓地に送り、《栄光の目覚めの天使》という墓地のすべての人間クリーチャーを蘇らせるという大味な技でゲームを終らせるデッキだ。予想外のデッキの登場に多くのプレイヤーが盛り上がり、さらには《栄光の目覚めの天使》の値段が次の日には50円からの400円に上がっており、買っとけばよかったと後悔した。
  その後も人間リアニメイトはイニストラードブロックが落ちるまでたびたびプロツアーなどで結果を残すこととなる。

  カルロフ邸殺人事件にて諜報ランドが登場したことにより各フォーマットで注目を集めるリアニメイト。その潔いコンボデッキはこれからもプレイヤーを楽しませてくれるのだろうか、そんな未来に思いを馳せるスナガガでした。

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