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さくっとトレイルランニング: 油山ナイトラン

いわゆる「ホームマウンテン
福岡市であげる人は多いであろう候補はいくつかありますが、集計したらたぶん1位は油山

資本パワーで大幅に改造され、垢抜けた自然公園化した山になってますが登山はまた別なのでそれはそれで良し。登山者が多いので整備された道の安全性は高く、気軽にハイクしたりトレイルランニングのトレーニングコースとしてもなかなか良い場所です。

ここ数年で一気に登山道が整備された結果、今もなおルートが増え続けYAMAPにルートがないけど明確に歩ける道も爆増中。メインルートから近いのに全然整備されてない沢などもあり、なかなか奥深さも併せ持つ懐の広い山です(逆にいえばルートがごちゃごちゃしすぎて油断すると道外れしやすい)

そんな油山を6月某日、平日仕事後のトレーニングに組み込んでみました。華金に楽しむ、ポイント練です。



帰宅後軽めの夕食など準備、そこそこ走って登山口へ。シューズはロードシューズとなりますが主要ルートなら全く問題なし。
まずは登山口最寄り駅まで向かいます。

駅はあくまでYAMAP計測開始点

日が沈んでしばらく経ち、暗くなっているのでヘッドライトを装備し登頂開始。たまにフラットや降りの区間もあるけど基本的には登り。トレーニングが主なのでもちろん駆けあがれるところは極力息を切らしてトットッ…と駆け上がっていきます。

難所はないものの、標高50m程度から約600mまで進むので標高差はわりと獲得できます。この差を街中のロードだけで稼ぐ場合、小高い場所まで往復のピストンを何度も繰り返すことを考えるとトレーニング効率が良いですね。

名前の梅推し梅林地区

こんな感じで油山は登山道の途中でいくつか名前のあるピークが存在してピークハンターも喜ぶ作りになっています。

片江山からは何も見えない

真っ暗な山をライトだけで進むことがロングレースに参加を始めたこの2-3年で多くなり、好きな時間になってしまった。400ルーメン程度あれば問題なく走れます。

見えるものは照射される光と反射する蛾が羽ばたく奥行きの捉えづらい山道、聴こえるのは傍で小動物の逃げる音。足元にはザトウムシや時々カエル、振り返ると迫力の夜景。夏の低山特有の不気味さと、街の中にいてそこにいない感覚。誰もいない暗くて静かな山道を進む感じがとても華金。

手のひらくらいあるでっかい蛾。
よくみるとかわいらしいフォルムをしている
ここは展望処

コース距離の半分にも満たない妙見望からは市街が一望できます。

GOOD NIGHT, FUKUOKA CITY!!

写真をみての通り夜景はさすがです。海まで10km程度、かつ見えているところはまさに中心とその周辺。つまり九州で一番ひとけが多いところが一望できるわけなので迫力はなかなか。

ちなみに個人的には夜景は見て一瞬オーっとなりますが、内心はそっかぁ…って感じであまり興味ないというのが本音です。それよりはトレイルに住む生き物みてるほうが楽しい。

妙見山もすぐ

しばらく登ると山頂につきました。誰もいないそこには真っ暗な広場があるのみ。息を切らした自分の呼吸音が響きます。
地下鉄の駅からだいたい40分くらい。獲得標高550-570m程度と考えたらいい感じですね。効率よく標高が稼げます。

山頂
ここからも夜景

反対側の夜景を一瞬みてすぐに折り返します。

その後、本来進む予定の脇道コースで道外れを起こし謎の道を進んでました。道と認識できる程度に踏み跡はあるが、他ルートに比べ明らかに登山者が通ってない雰囲気、というタイプ。何分か進むと破線に合流するのはわかってたのでまぁいいか、と方向を見定めつつ進みます。夜道はこういうことが起こりがち。

波線に合流、滝から吊り橋に向かいAコースへ。最初ここに着たときは油山にも滝があるのかと軽く感動した記憶があります。
道はほぼ舗装路に変わり、吊り橋を渡ると展望台。

…に登る前、何かいる?と思ってライトを照らすとなんと野うさぎ!!!
この日一番テンションがあがりました。きてよかった!!!

カワイイ!!!!!!!

うさぎちゃんを撮らせてもらった後は草むらに向かってしまったので、諦めて展望台へ。

螺旋階段を登る。夜はなかなか雰囲気がある

展望台からは夜景がのぞめます。
遮蔽物がないので市街全体を見渡せるなかなかいいスポットです。
頭の中にはうさぎしかなかったのでフーン…って感じでしたが…。

スマホの写真で手持ちなんでこんなですが、パノラマ撮っておきゃよかったな


展望台からはまた登って最初の登山道に合流。その前にまた不要な迂回して標高差を稼ぐ羽目になりましたが、ある意味そっちが本来の目的なのでヨシ
水も少なくなってきたのサッと下山しおつかれ山。
このあともジョグで家まで走ってフィニッシュでした。

走り終えて。染みる~!




走行距離と標高差はこんな感じでした。
中身見ると普通にポイント練として強度高めで驚いた。標高差も1000こえてるし。

わりとガッツリ練だコレ

更に驚いたのがトレーニング効果。ほぼまじめに走ったときのショートレースばりの強度、アップダウンもなかなかのレイアウトです。

普段やってる6時間超の縦走ランより強度高いってどういうこと?

普通に練習としてもいいな、と思ったのでたまに取り入れていこうと思った次第です(思ってから天気の関係もあって一か月くらいやってないけど)
普段やってる坂のピストン練より断然効果が高い。なにより平日に山入るのはテンションがあがる。

土曜に用事がある場合は厳しいけど何もないとか、朝早くない場合は入れていこうかなと。ただもうちょっと涼しくなってからのほうがいいですが…

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