自分の軸を整理する

将来の就職先を考えていると、だんだん自分の軸がわからなくなってきているので、ここで整理したい。

①まちの中の日常的な居場所を作りたい

私は、ずっといろんな人が気軽に思い思い過ごせる公共建築や公共空間に興味があった。

建築だと、公共図書館やコミュニティセンター、屋外も含めると公園とか建築に伴う屋外空間等。つまり、自分の興味をより掘り下げると、自分は「人の居場所」に興味があるのだと気づいた。(建築だけではない。屋内屋外問わず)
さらに、大事な気づきとして、自分はどちらかと言うと建築内部の人の居場所よりも、まちスケールで見た時の人の居場所に興味があるということ。その場所が街の人の生活の中でどのような存在(位置付け)になるのかということに興味があるということ。つまりまちのコンテクストを捉えるのが好きだということ。
→建築単体ではなく、街における建築。点だけでなく、面。
→修論テーマ

②建築のフェーズで言うと、敷地調査→企画構想

一つの建築が建つまでの過程において、どの段階に関わりたいのかと考えたとき、自分は上流の企画・構想・計画に興味があると思った。
敷地の調査をしっかりして、その街をよく知り、その上で「こういう場所があるといいんじゃないか」を考えることが好き。
→ウメオでのホルモン諸島の設計プロジェクト
→卒業設計
→谷中グループ設計

③トップダウンでなく、人に寄り添った建築、まちづくりをしたい

私は、建築は人に使われて初めてその真の価値が発揮されると思っている。人に使ってもらうためには(そこが人の居場所になるためには)実際に利用する地域の人と直接話してニーズを汲み取ったり、地域の人とともに考えるプロセスを大事にしたいし、それが愛されつづける、使われつづけてもらえるためには不可欠だと思う。
→ウメオでのホルモン諸島の設計プロジェクト
→住民主体のプロジェクトに興味あり(les grands voisons, the highline)

④手法は、どちらかというと新築よりもリノベーションに興味がある

自分はどちらかと言うと、新築よりもリノベーションに興味がある。
理由は
1) すでに地域に慣れ親しんだ建物を利用することで、より愛着が湧くと考える(→3331アーツ千代田)→持続的に使われる建築に(③につながる)
2) 建築ストックが多くある+環境配慮(材料、資源等を考えたとき、本当に壊す必要があったのかなと思ってしまう)という社会的な面、環境面を考慮すると自然とそう感じる。

⑤さらなる興味の発展として、事業経営、仕組みづくり

内容が被るが、②企画構想 ③使われ続ける建築を踏まえると、その建築が持続的なものであるためには、どのように運営するのがいいのか、誰が所有して管理するのかが大事である。お金や、プログラム等の仕組みを建築とともに考えることがものすごく大事であり、この分野の知識やノウハウがあればすごく活かされると思う。
→谷中グループ設計

かなり漏れなく整理できたと思う。軸5つは多いなとは少し思うけど、これが今の自分だし、就職先は相手のこともあるから、良いでしょう。

この5個のうち何個が当てはまるかで私の志望度を示すようなものになったな。
よし、これで頑張れる。


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