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夢や憧れを描くということ
なんだかんだ
夢に向かって進んでいる。
知らず知らずに
想いが叶えられている。
不思議と…
一直線に進んだ道ではないもの
ばかりだったけれど、
遠く長い道の先に、いつも夢は置かれていた。
すぐには辿り着けない、辿り着かない、
先の見えない道を歩いていたけれど、
歩く道の先には、いつでも
選択できる夢は置かれていた。
直接的ではないかも知れないけれど、
間接的かも知れないけれど、
心に描いていた夢は、
いつの間にか……
それを手にする道の上を歩んでいた。
私は、なんだかんだ、
夢を実現してきていた……
大きな夢に憧れを持った。
高い理想に押しつぶされて、夢を諦めた。
叶わぬ夢と諦めて、憧れを残して、
想いだけを寄せた。
内に秘める想いを隠すようにして、
否認する格好悪い自分がいた。
想いはあれど、想いに留めて、
控えめに、大きな期待をせぬよう自制した。
夢や理想に、想いを寄せ、
心のどこかでひっそりと
憧れを抱きながら、日々を過ごしてきた。
巡り巡って、想いは繋がっていく。
潜在的な働きか……
心に抱いていた憧れを
一つ一つ感じながら
歩んできた道を振り返った。
私の人生、私の道は、
決して簡単なものではなかった。
いろいろなものを諦めてきた。
しょっぱい涙を流し、
屈辱に歯を食いしばり、
その想いを抱いた時に、
どれだけ悔し涙を流してきただろう……
挑戦していきいと思ったことだろう……
意に反した環境下を、
どれだけ恨んだことだろう……
挑戦できないことを
どれだけ悔やんだことだろう……
幼い頃からの悔しさは、
諦めきれない想いの種を残していった。
私はその種を
大事にポケットに入れていたのだろう。
その諦めきれない想いの種を
ひっそりと植え、ささやかに水をやり、
大事に育てていたのかもしれない。
種はいつも
花の蕾をつけていたのだろう。
思えば、幼稚園の頃に憧れた
バレエとピアノ
そこから始まっている。
バレエを習うまでに何年かかっただろう。
周りを羨んで、ずっと憧れ続けた。
もう遅い、無理だと思っていても、
憧れはずっと続いて、
30年分の想いの蕾を開かせた。
ピアノも幼いながらも、親と随分と闘った。
5年をかけてぶつけた想い、実らせた喜び。
器械体操も3年かけ、似た形で妥協した。
それでも経験できた喜びに胸が躍った。
先に始めた友達の上達を羨みながら、
遅れを取ることの悔しさを持った。
遅れを取って劣る自分よりも、
諦めきれない想いが優った。
親に人に否定されても、
負けない自分の意思を持った。
粘り強さは私らしさと位置された。
親から頑固だと言われても
我が強いと言われても
理不尽さに屈せずに
自己実現へ向かう自分を
その時から持っていたのかもしれない……
進学についても意思を持っていた。
小学校へ上がる時、中学校へ上がる時、
高校へ上がる時、大学へ上がる時、
私の意思は尊重されずにいた……
選択は一つだけ
狭い選択は心の悲しみとなった。
経験を無駄にしてきていないけど、
自分の道を作る意欲は削がれた。
その後、レールを外れ
転落するような道を選んだ。
支配からの解放と自由を求めるかの様に…
何もない中を彷徨い歩く道だった。
自由は孤独で過酷。
現実を目の当たりにした。
自由と引き換えに得たのは
劣等感と自信の無さ。
解放を得て、
心残りにあった6年分の憧れを
悔いを残さぬよう実現させた。
また一つ思い描いていた夢を叶えた。
夢での成績や成功が、私の夢ではなくて、
夢の経験が、私の夢なんだ。
それが私にとって大事な要素だった。
いつか結婚をして、子供を持ちたい。
家族を作りたい、幸せな家庭を築きたい。
専業主婦になりたい、
仕事をして社会の一成員となって働きたい。
子供を立派に育てたい。
余裕を持った暮らしをしたい。
家庭環境の事情で結婚を諦めたこともあった。
家族や家庭を持つことも想像つかなかった。
夢や理想をたくさん描いていたけれど、
気づけば、どれも手にできている。
叶える道を選び歩んできていた。
想いを持って歩んでいたら、
想いは繋がっていくのだろう。
想いは願いではない。
願っているだけでは繋がらない。
想いを描いて歩いていかなければ、
進んではいかない。
想いはゴールではなく、
目指す方向の道標になっているだけだろう。
「西遊記」で天竺を目指し旅するように……
生育歴や自分の体験のこともあって、
大学で、小学校の先生を目指した。
知識の足りなさ、人間力の足りなさ、
様々な不足に自身(自信)が及ばず、
夢を手放した。
その後、目指すことも考えてなかったが、
思わぬ形で繋がっていった。
学校で働くこと、先生と呼ばれること
そんな経験ができるなんて、夢にも思わなかった。
あの時、夢を手放した時には想像もつかなかった。
形は違えど、私の憧れは叶っていった。
そして、また……
叶わぬ想い、憧れと思っていたものが、
叶う時が来る。
想像もしなかった。
憧れは憧れで終わると思っていた。
そんなことはなかった。
なぜだか繋がっていった。
貪欲だったわけでもない。
ただ、自分のできることを
好んだことを積み上げてきただけで
種は花の蕾をつけていた
経験できること、選択できること
それは私を成長させてくれる
私はいつも 自己実現へ
向かっているのだろう……
2025年2月23日
・・お読みいただきありがとうございます・・
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