🌸感謝の方法🌸

猫がいずれ死ぬとわかっている難病になり、15歳である事もあり、診療方法を猫中心に考えて、穏やかに猫生を過ごさせながら様子見を続ける方針について決めた事は、もう話した。

愛猫が急激な体重減少で突然病身になった姿を今頃になって認めた私が、いつまでたっても涙を流して泣けないのは、我慢しているからでなく、現実的に猫がこの世を去っていないからだろう。

FACEBOOKで友達になった「親しい」友達が、皆、ほぼ一斉に或る程度のスペースを開けながら話しかける様になって来た。要するに、今、この瞬間にCHACHAに泣かれたりしたら、

ヤバす💦😓💦

になるので、その傾向が出たらすぐに距離を開ける用意が出来ているから。ま、気持ちは分かるよ。

猫がずっと食餌をやめていて、昨日からまた食べ始めたのは、医師と相談して、クリーム、バターや美味しいチュールなど、流動物を中心にしたダイエットに切り替えたからだ。喜んで舐めて食べてくれる。毛並みが少しマシになり、黒く光ってくれる。

今朝は朝早く目覚めたので、パジャマにセーターを羽織って近くのコンビニまで行き、ウェットフードの老猫用とか、チュールのセール品とかを購入して、朝食に食べさせてやった。喰い付きよく、数日前に喀血した様な時の雰囲気と違い、上機嫌で食べてくれた。身体がもつ限り、喜んで食べてくれる姿を見れて、嬉しい、と感じた。

そう感じれるようになったのは、会社で仕事していたら、突然現れた(と言っても予定表には出社と書いてあったけど、通常ならいつも会議室に直行だった役員の😍好き彼😍さんがオフィスに来てくれて、チームの私らとこんにちはしてくれた際に、教えて下さったのだ。

（元気そうな姿を見せてくださって超嬉しかった）😍好き彼😍が、CHACHAと雑談している際に教えてくれた、動物の愛への感謝の方法を語ってみようと思う。

😍好き彼😍さん、コレ、読んでたら、有難うね。私、間違ったアプローチをしていたよ。あなたの言うとおりにして、猫のストレスが減少して、今日はずっと一緒にいてくれてる。私、惚れ直しちゃった💚とても好き～💚
(⌒⌒)

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我が家では、生まれたころにシェパードの警察犬の引退後の飼育を引き受けて、超利口な伝説の名犬【アレックス】号を飼っていた。

当時知られていなかったフィラリアに罹患していたそうで、或る朝、大きな声で一声鳴いてから、絶命した。アレックスは、CHACHAが生まれたころからCHACHAを護り、いつも腹の前にCHACHAを置いて、それこそ🐻クマ🐻の母並みに近くに来る人を脅かしたものだ。

アレックスを亡くした後の亡父は、いつもの亡父ではなくなったそうで、亡母はいつもアレックス号を「もっと生きて欲しかった、惜しい命だった」と話したものだ。

我が家に動物がやってきたのはその後、38年経ってから、アメリカで暮らしていた私が犬と猫を連れて日本に帰国してからだ。初代シルちゃん、コト、シルヴェスター（Sylvester) 君と、シーズーミックスのハニ君が我が家で暮らし始めてから。38年、超悪かった亡父の機嫌は、犬猫の前では好々爺のムードに戻った。

亡父とシル君

初代シルちゃんは、アメリカの友人が自分の飼っていた猫のところに生まれた子猫を連れてきて、ほぼ無理やり押し付けて一匹引き取らされた子だ。してくれないと、医者へ連れて行き、殺すことになる、とはめられたのでいまだに初代の猫もいわばレスキュー猫と思っている。

だが、初代シルちゃんが生まれたのは、健康で食いしん坊な雌猫からだったので、栄養分等は十分得られており、死んだのも、2000年代で大往生、18歳で死ぬまで、持病の心臓の雑音も何ら問題にならないほど健康だった。 

犬も猫も、宅内外で私と生活させた。シルちゃんは性格的に結構な怖いもの知らずで、良く宅内を逃げ出してクリスマスに帰宅したり、マミィ(つまりCHACHAの事)に心配かけてよく泣かせてくれたもんだが、シーズーのハニ君は、マミィに連れて行って貰って色んな山や自然公園をランニングしたりしたので、身体が非常に大きく、肺の容量など普通ではなく、22歳で大往生するまで、認知症状がひどくなり、可哀そうな事をした。今なら、認知状態の薬やケアもペット用にあるが、当時は無くて、獣医師がみな、安楽死させてくれず、痛い注射や治療を潜り抜けたりで可哀そうだった。

今飼ってる「シル君」は、この初代シルちゃんにそっくりの白黒ブチのハチで、且つ、本家本物の「レスキュー」猫である。目黒のボロ家屋の中に住んでいた48頭の猫のグループボスの直系息子だ。

まだまだ体力がたくさんあった頃はこんなにデカかった：4歳当時8㎏

ボス猫の父を持つ、シル君は鷹揚で心優しく、神経質だった先代シルちゃんに比べて、堂々としている。私に対しても親分的で、私を護り、いつも窓を睨んで変な奴が来たら、かみ殺してやるとばかりに睨んでいたものだ。

他人が近くに来てもあんまり怖がらず、太くて大きな父猫譲りのデカい低い声で、「ギャー」と鳴くのがもっぱら。

6歳になった頃に、両頬側の側面の永久歯が理由もなく抜けた。獣医師は、この猫はレスキューか、と尋ね、そうだ、と言ったところ、この6歳当時に、
「お母さん猫の栄養が貰えなかった様子だ。早死にだから、大切にしてやりなさい」
と言わせた。

それっから、過保護で気にしぃのマミィの為に厭な獣医師に何度も連れていかれては診察とか注射を繰り返し、健やかにこの15年目を迎えた。

8月生まれのシル君は、当時、6㎏。
まだうち中を走り回って悪戯していて、マミィたるCHACHAの権利は見事無視されて、困っていた。

段々、8月を過ぎた頃からまず、うち中を走り回る癖が無くなり、気が付くとダルそうになり、偏食が目立ち、9月には、ふと見たら随分体重が減り、且つ便秘がちになっていた。

このころから医者への往復が始まり、私の貯金やお小遣いはすべて、獣医に注がれた。たまたま、数十年通っているキリスト教会の牧師様が元の獣医師で色々と教えてくださったりしたので、体重が急速にぐっと減ったと話すと、「猫も人間と同じ。CHACHA、獣医さんに話した方がいいよ」。

10月前の状態で、3か月前の6㎏から2.5㎏に減少していた。凄いスピードで。
検査の結果はリンパ腫。血液のがん。だからほかの臓器は元気だが、矢鱈と疲れてしまい、貧血が多くなる。この貧血値を良くしようと造血剤を呑み始めたら嘔吐を繰り返し、食欲どころか、やつれてしまい、今にも死にそうに。

獣医師とも相談して、穏やかな余生を過ごさせよう、と決めたはいいが、とにかく嘔吐と喀血がすごくて、どうしても医者で点滴させたり、治療で痛い目に遭わせてしまう。それでも治療が効果あり、暫くは嘔吐が無くなる。食欲は相変わらずないままだった。

「このままでは餓死になります」

獣医が言った。「無理矢理に胃に穴をあけて流動食を送るのは死ぬ理由になり、シル君には酷です。私自身、そんな胃に穴をあけるのは嫌なので、まずは食べさせるように、努力をお願いします」。

アドバイスを貰って、便秘理由になるので禁じられていたチュールや流動食のウェットフードを試すことでウチに猫を連れ帰り、まだかったるそうで寝ていたので、ウチに残してHN駅まで行き、そのまま出社し、出来ることを今のうちに、と残業しているところに懐いている大好きな😍好き彼😍さんがやってきた。ちょっとお疲れだけどニッコリ笑顔だったので、逢えて嬉しかった。

😍好き彼😍さんは、朝から、猫の病気で何度も半日有休を使って医者に猫を連れて行ったり来たりしているCHACHAの苦労に、チームリーダーを通じてこの金曜からリモートワークの許可をくれたり、ご協力をいただいた。

リーダーは、
「仕事の出来次第だが、リモートで研修させるのは気が引ける」
と言い、
「顔を見ながら説明しないと、仕事の説明は駄目だ」、
と言った。
「でも、休まれちゃうともっと困る。まぁ、猫ちゃんもかわいそうだし、猫の具合次第だから、今後は相談、ってことで頼むね」
と言われ、それでも、リモートなら、猫の顔を見ながら世話ができるので有難く、さっそくリモートすることに決定。

😍好き彼😍さんが職場に立ち寄ったのはその夜だった。

ペットの病気の話になった際、ウチから病院が遠い事と、仕事中に一人で孤独死した姿を見つけるのは嫌なので入院させるか、と言うところで葛藤している話をしていたら、獣医師から怒鳴り飛ばされて叱られた話をした。

（「お母さんでしょ、自分の子供が見た事ない人間ばっかりの病院に病気の我が子を残しておきたい、なんて、何て親なんですか！」)

私は、猫が倒れた時に治療ができるのではないかと思ってそういったのだが、と下向き加減だったが、聴いていた😍好き彼😍さんは、気持ちをりかいしつつ、私にこう言った。

俺なんかは犬をもう長い間飼ってるの。
今、3代目なんだけどさ、みんなレスキュー犬なのよ。保護してやって、もう痛い目に遭わない様に愛情注いでやって。
(レスキュー猫の歯が抜けた話もして、医療費がかかった話を共にして）
その猫もレスキュー？うん。いいじゃん。
いや、ウチだって医療費も払ったし、大変だよね。
でもさ。死ぬ時には、もう時間、てやつだよ。
ウチの中で死んで待っていた犬もいる。
台所で寝そべって死んでたり、(自分が寝ている横で）
ベッドで寝たまま死んでたやつもいるよ。
けど、奴らは幸せだったんだよね。
俺に奴らを入院なんてさせなかった。
だから、それでよかった、と今でも思ってるよ。
レスキューって事はさ、救われたワケよ。
だから、愛情注いで貰って、有難かった 筈だよ、そいつらも、さ。
だから、それでも、俺は入院はさせない。
貰った愛情をかえしてやる。
普通の日々を過ごして、死んでいくまで見守ってやる。
大切にしてやる。それで、好いんだよ。

これには凄く胸を打たれた。平気な顔で床に横たわって死んじゃった犬の話をしているけれど、見つけた時は涙が止まらなかっただろう。私の先代猫は、自宅で死んだけど、亡母がまだ生きていて、心肺停止を発見、CPRしてくれたりして、それでも死んでしまった。帰宅した後に猫を抱いて大泣きした。

当時、まだ両親が生きていたから、先代を看取ってくれる人間がいたってことだ。愛犬、ハニ君は22歳で長生き、朝、起きたら呼吸が止まって老衰で死んでいた。だから、あんまりショックがなくて。

大切なことを忘れていたような気がした。何の為に犬猫を飼っていたのだろう、私。先代にゃんこが18歳で死んでおり、今回のがまだ15歳で次の誕生日より前には死ぬのがほぼ分かっている状態で、床やベッドで死んでいたら、と悩んでいた私に、

「保護猫が一生賭けて残していく、主人への愛情無償のサポートに応えるには、普通の日々を共に過ごしてやって、死ぬ時にも受け止めてやることだ」、

と言う言葉はとても大切なメッセージだった。

😍好き彼😍はいつも言う言葉が非常に響く人だ。
学びになる様な賢い事をさり気なく教えて下さる。
暫く一緒に帰るか、モジモジしつつ待っていてくださったようだったけど、CHACHAの残業が段々遅くなってきたので、先に帰られてしまい、お疲れ様以外、御礼も言えなかった。残念。

ん～。彼は素敵な人だなぁ。LOVE HIM❣❣❣ ☺