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母の最期を見届ける 37

37本目となったこのnoteを少なくとも100本以上は書きたいものだ。できればそれ以上。
書き始めて今日で2か月弱。母の病気が分かってから3ヶ月となる。

職場でもらった採れたて椎茸は、自分でも一人鍋で食べたが母にも食べさせたいと持って行った。
見た目でまず「なにこれー!」とウケた。
傘は薄いが裏のヒダヒダが均一に揃っていてきれいで、たぶんキノコ嫌いな子どもは味も食感も苦手かもしれない。でもキノコ好きとしてはこれもうご褒美でしかない美味!
メンクイ(麵食い)の母なので、うどんかにゅうめんだったら食べられるのではと思ったらこれがビンゴ。そういえば入院中も絶食明けに食べたのがにゅうめんだった。
母宅にあった乾麺の「半田めん」を気持ち長めに茹でてる間に、別の鍋でちょっと薄めにした(パッケージではお湯250mlとあるのを300にするくらい)ヒガシマルのうどんスープを沸かして、しいたけの軸を細かく切ったのを先に入れる。スープを薄めにした分、溶き卵には白だしをちょいと足して、冷凍していたネギの白いとこ斜め切りを混ぜておく。
麺が茹で上がるくらいのタイミングでうどんスープに椎茸を投入、麺をざるにあげたら、スープに溶き卵を回し入れて、ミッションコンプリート。
汁椀に麺を盛って、卵とじの椎茸、ネギがキレイに見えるように汁を張る。
か・ん・ぺ・き・・・・・・!!!
なんで写真撮っとかなかったんだ私。
ヒガシマルのうどんスープという完成された味に椎茸の出汁が加わって、自分でいうのもなんだが実に美味すぎるにゅうめんに仕上がった。
半田めん一束が100gで、そのうちの汁椀一杯分なので、たぶん1割弱くらいだが、母は完食して満足気にしていた。
吐き気はあるものの、吐き気止めの薬をもう一つ入れたことによって実際に吐くことはなく、無事に午後を過ごせた。

こちらは疲れた。
朝、出勤前の弟から電話が入り、夜に痛みが強かったため訪問看護師さんに来てもらって薬の投与や処置をしてもらったから、午前中のうちに来て欲しいというので、午前中の訪問看護師さんが来る前に母宅へ行った。
そうしたら、朝から何も口にしていない、飲めてない、食べてない、という状態で訪問看護師さんも「う~ん・・・」と考え込んでらしゃった。
その後でのにゅうめん。
点滴の交換のために時間を空けて再訪してきた訪問看護師さん、「えっ食べれたんですか?」とかなりビックリして、帰られた後で「そういえばあの薬があるはずです!」と連絡があったのが、今日から入れた吐き気止めの薬の存在で。
母は、服薬後は吐き気もなく落ち着いて過ごしていたので、朝から弟の電話で起こされて日中気を張っていた私は疲れた。
弟嫁ちゃんが夜の泊まりにくるので、その前に退散した。
眠い。
帰って寝る。
と思いながら、帰りに寄ったスーパーで好物の貝盛り合わせ刺身が2割引きだったんで嬉しくなり、その勢いで同じく2割引きのぶりしゃぶも買っておいた!明日の夜の肴だ!!


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