こだわることはたのしい
ぼくはハンドメイドで何かを作ったり、アレンジするのが好きなのですが、その中でも好きな素材が【木】です。
例えば、リュックや財布
この2つはパターンや構造なども1から作っていった、まさにハンドメイド。
木に革を合わせるのも好きな感じです。
木をどうやって縫っているのかというと、探せばあるもので、株式会社谷口さんという会社が、「ミシンで縫える木のシート」というなんとも分かりやすい商品を出しているので、そちらを愛用しています。
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そこまでのハンドメイドじゃない、いわゆるアレンジ系もたのしいです。
この2つはスマホとメモ帳。
これらは、既成品に、木のシールを貼っただけの、簡単アレンジ。
これも、本物の木を薄くして、裏面をシール状にしている、剥がせば使える材料があるので、それを使っています。
簡単なんだけど、スマホやメモ帳など、無機質な雰囲気の存在が、経年変化をする愛着をもって成長するものに変わるのがなんとも嬉しくなります。
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あともう少し手の混んだアレンジで、
めがね
など、シールではなく、枝を加工したものもあったりします。
枝の加工には、ドリルなどが必要なので、ちょっと大変だけど、その分、愛着も高くなります。
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さて、ここから本題。
改めてこうやってみて見ると、ちょっと病的というか、癖(へき)に近いものを感じるというか、周りから見ると「変なの」と思う人もいそうだな、と自分でも感じますが笑
でも、やっぱり使っていて、作っていて楽しいのが、この木のシリーズ。
まず、なぜ木が好きなのかというと、先にも少し書きましたが、経年変化を感じるから。
使い始めのころと、何年も使った後だと、表情が全く違うものになります。
例えばスマホ
ライティングなどでニュアンスが変わってしまうのもあるのですが、二枚目のほうが明らかに味わいが重なってきている気がします。
この成長してくれている感じが経年変化の感じ。
もう消耗品としての色合いが強くなってきたスマホに、愛着を感じさせてくれます。
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そうやって、経年変化を楽しむために作っていくにつれて、なんとなく、市場に少ない木のものを作ること自体も楽しくなってきます。
木のカバンや、木の財布、枝の眼鏡などがその感じ。
でも突飛なイメージではなく、ありそうでなさそう。木なんだけど、スマートな感じで落とし込めて作ることができたときは、とても満足度が高く、また次を作りたくなります。
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ちょっと変わっているかもしれない、この持物たち。
でも、こういうこだわりがつながって個性になっていくんだと思うのです。
個性の価値は、まさに、自分の中にあるものだと思います。誰かからなにか思われてしまう、というブレーキは、もしかしたらとても勿体無いかもしれない。
自分のいいな、を大切にこだわって、選んだり作ったりしていきたい。
最初のいいな、の種を、自分の価値にして育てていきたいな、と思います。
ハンドメイドじゃなくても、それぞれが、いろいろなことでこだわりをもって、それに自信を持てれば、豊かに回って行く気がするんだけど、どうかなあ…。
個性を自分の手で紡いでいけるのは、なんと楽しいことでしょう。
(このnoteはブログ用の文を、note用に再編集したものです)
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