北風と太陽
「〇〇さんが、(逮捕された人)もう嘘をつかずに、本当のことを言ってもらうにはどうしたほうがいいと思いますか?」
刑事さんに聞かれた一言。
「優しくしてあげたほうがいいと思います。」と少し考えて私は答えた。
ごめんね、物騒なワードが並んだけれど、何があったかは、言えないんだ🙏でも刑事さんが何気なく言ったこの一言は、私にとって、人間の悪といわれる部分について、とっても考えさせられるキッカケになった。
嘘って誰しもつきますよね。
優しさの嘘だったり、
自分を守るための嘘だったり。
人は誰しもミスをする。ミスをすることはとてもいい事だと思う。嫌な思い出にもなるかもしれないけど、ミスをしなければ、人はどれだけ命に関わるだろうという危ない道でも通ってしまうのだ。
ミスをした時は、自分を振り返りなさいというサイン。
そしてそこから大きく成長していく。
でもミスをした事を恥じて、誰にもバレなければいいと隠す。嘘をつくとする。
でも小さな嘘をついたとき、その嘘を守るためにまた嘘をついて、更にその嘘を守るための嘘を重ねる。
そうしていった結果は、
身を滅ぼす。だ。もう失った信用は取り戻せない。
本当のところは、小さな嘘をついた時点で、素直に反省して謝るのが一番いい。その嘘に付き合わされる相手がいるなら、なおさらだ。
早めに素直に謝れば大ゴトにならずに、笑って、バカだな!全然許すよ!って笑いあえたかもしれない。
積み重ねた嘘は人を更に傷つける。
でも、嘘をつく時ってどういう心境だと思いますか?少し理解できれば、許せる気持ちも湧いてくるかもしれない。
人が嘘をつくその根底には、
傷つけてはいけない。
や、
傷つきたくない
っていう、とっても、もろくてガラスみたいなハートが見え隠れしてると私は思う。
そんな時に、嘘をついたことを責めるとどうなるだろう?
たとえ本人が悪かろうがだ。
ごめんなさいって言えたら、勇気だしたんだな、えらいね。と思う。
でも言えない人は、また嘘をついちゃう。傷つくのが怖いから。
北風と太陽を思い出した。
人はもろい。冷たい言葉で責め立てれば責め立てるほど、コートを何枚も重ね着して、イヤマフをして、辛い言葉を聞こえなくしてしまうものだと思う。
温かく、優しい心で、怒らないから。それにあなたの為にもなるんだよ。って聞き出すのが1番ではないだろうか。
人の心を変えるには、人の心に触れることが大切だと思う。怒りからは何もうまれないのだ。
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