塾探しのはじまり(高校生)

自分の耳を疑った
「オレ、塾行きたい」
と勉強嫌いの高2の息子がつぶやいたのだ
え?今 塾って言いました?
その瞬間から、母のなかの何かが動き出した

進路の話が学校であったらしく
少し考えたらしい
これまで見事なまでに
ノー勉強、ノー天気な息子が
自分の進路について。

塾といえば、
この息子が中学の時に3年間通った
忘れもしない近所の塾
中学入学のタイミングで
この地域でまあまあ知名度のある塾が
近所に開校した。
開校記念で何か月間の授業料が0円
という特典に心奪われ、
ホイホイと吸い込まれていった近所の塾。
まだ記憶に新しい

当初行きたい高校があったが
1年後には1ランク希望を下げ
再び1年後にもう1ランクさげた
そして、入試1カ月前にはさらにもう1ランク
下げたほうがいいという塾。
こんなに下げていって
行くとこあるのか?

下げれば下げるほど、通学距離が遠くなる高校
「遠すぎるー!!」

そのとき思った
何をしていたんだろう?
3年も通っていて
3年間受講した集団授業が合ってなかったのか?
レベルがあっていなかったのか?
息子には個別指導の塾が向いていたのか?
もっと息子に会う塾を探すべきだったのか?

イヤ、塾ではない
すべては息子の勉強不足?
最終的には、2ランク下げた学校に
どうにか踏みとどまることができ
あの時、叱咤激励続けてくれた塾の先生には
感謝しかない
息子の性格を考えながら、励ましてくださった
塾の先生は素晴らしかった
そのおかげで、最後はランクさげずにどうにか合格できた
最終的には「いい塾だった」という結末であるのだが。。
けれど、そのとき思ったのだ。
次回は真剣に探そう
息子の性格とレベルに合った塾を。

そう心に誓ったあの日。

息子の静かな呟きで
その次回がついにやってきたことに気がついた
今の自分にできるだけのことをやって
悔いの残らない塾活を
近い、安いだけでは決めてはいけない
「これでよかったのか?」と最後に思いたくない
ドラマ「海のはじまり」とともに
私の塾探しの旅のはじまり。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?