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声はどんどん出なくなる

本日、クリニックでの仕事中、
ドクターにいきなりこう言われた。

『声が高い。年寄りには聞こえない。もっと低く太く。』

頭の中にパッと駆け巡る色々はさておき、
とりあえず次に発する言葉からできるだけ低くしてみた。

でも。
しかし。
やっぱり駆け巡る。
私の声が、高いですって??


こどもの頃から、やや低め、ややハスキーめの声だと評されてきた。
合唱大会ではアルトパートが担当だったし、
社会人なりたてでの営業電話を【もっと高く明るい声でやれ】と注意されたこともある。

私の音域はD3(下のレの音)~C5(上のドの音)で、2オクターブ届かない程度。
話し声は、そのちょうど真ん中のC4、いわゆるドレミの【ド】の音あたりなのだ。

一説によると『聞き取りやすい声』とは、ドレミファソラシドの【ソ】の音程らしいので、それよりだいぶ低い。


帰りの電車で、家で、あれこれ調べてみた。

【高齢者が本当に高い声が苦手なのか】という問題なのだが、

・高い声が聞き取りづらい
・低い声が聞き取りづらい

と、両方出てきた。
具体的な周波数を示しているサイトがいくつかあるが、その数値も様々だった。
私の母は障害者手帳をもらうほどの難聴になったのだが、父の声は低くて聞き取れないと言う。女性の声の方が聞こえやすい、と話していた。
『高い声が聞きづらいなんて、真っ赤な嘘だ』と言い切る専門家もいれば、
医者が『低い声がよい』と推奨していたりする。

結局、話し方、声の出し方の問題かも?


【聞き取りにくい声】イコール【高い声】というドクターの思い込みから、私の声が高いと注意されただけなのだろう。


さて、単純に【聞き取りにくい声】だと言われれば、大いに身に覚えがある。

まず、声を出す機会がなくなった。
一日中黙っていることも多い。
友人と会うこともめったになくなり、
つまり『おしゃべり』しない。
カラオケも卒業して久しい。
独りごとも言わない。
テレビに話しかけたりもしない。
夜遅く旦那が帰ってきたときに発する、
『おかえり』は、もんたよしのり(ダンシング・オールナイト)だ。

声って、出さないと出なくなるのだ。


検索すると、ボイストレーニングの動画とか、たくさんあるんだなぁ。。。
正しく発声して【本当の自分の声】が出せると、感動で涙が出る人もいるらしい。(疑)

(… …めんどくさ…。)

黙っていていいなら、黙っていたいのだが…。
声帯の退化を食い止めるために、
少しおしゃべりしてみよう。

テレビに話しかけてみるか…。


#更年期
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