怖ガラセ屋サン 澤村伊智 読書感想
怪談も人間も怖いよ
短編集ですが繋がりのある話
どれもこれも人間が怖い、が主流
会社の部下を招いたら一緒に彼女が来て怪談話をしていたら、もっと怖い話をされる
シングルマザーだけど懸命に働く母親を食い物にする霊感商法 娘はそんなものにすがるのをやめてほしいと願う
いじめをしていたら相手が死んでしまった いじめだと気付かれていなかった仲間の男達のその後は。
怪談話をするライブ会場 怪談話する人達がこんなんばかりじゃないとは思いたい
パパラッチが会話する相手は。これはひやっとする話。
約束した相手が初対面、二人きりという空間って警戒するべきかもしれないなと思った。
入院した自分が目覚めて全て信じられる状況かどうか。
現実と嘘と何が本当なのかわからない。
ラストとなる話はこれまでに登場する女性の正体について。
これまで怖いのは人なんだよと見せかけて、ラストでホラーをぶっ込んで来た。
人は怖いよ
でも不可解なものだって怖いんだよ 軽んじちゃだめだよ
それを教えてくれる作品だった