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母の不在

認知症.高齢になるとやってくる脳の病だ.新聞で度々取り沙汰されていたけれど,私の中では対岸の火事でしかなかった.祖父母は両家共に働き人だったし,父方の祖父は亡くなる直前まで勤め上げた立派な人だった.父方の祖母も認知症にはならず,母方の祖父もそうだったからだ.
 しかし,母方の祖母に病が忍び込んでいた.気づいたきっかけは忘れたけれども,お金使いが荒くなっていたのを覚えている.私が寝込んだと聞いた時は,コンビニでカップに入っているタイプのコーヒーゼリーを箱買いして,30個送ってくれた.お礼の手紙を書いたら,1万円,その気も予定もないのに,結婚祝い前払いといって10万円送ってくる始末.祖母も商売人でお金にはある程度余裕があるのでしょうけど,いくらなんでもおかしいだろー!こっちの金銭感覚が狂ってくるじゃないか!程度に思っていた.近くに住んでいる叔母が,祖母と一緒に病院に行って,認知症が進んでいることがはっきりした次第です.そして相変わらずお金遣いは荒いし,顔を出すだけで,叔母と従兄弟にお小遣いを振り撒きまくる祖母。そんなこんなで,母が祖母の住んでいる住居に行って,ケアマネジャーさんや,お世話になる色々な方々と話し合いの場を持つことになりまして.祖母の家は,我が家から飛行機で2時間ほどの距離がある.と,いうことで,残る父と私でお留守番をすることになったわけで.プラス猫2犬1.
てんやわんやの1週間を、またご報告させていただきます.

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