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日記(2024/12/30〜2025/1/10)

自分の思考や感情、出来事についてとその所感をきちんと言語化できるようになるのが今年の目標なので、まずは日記からはじめてみることにしました。散歩記録では道中に聴いていた音楽も記録用に一緒に載せてます。駄文失礼します。


散歩たのしい(2024/12/30)

過去最高体重を更新してしまったこともあり、たびたび散歩に出かけるようになった。年末年始の休暇は時間がたっぷりあるので、地図を見ないで知らない道だけを通るという縛りを設けて、朝からたくさん歩いた。
年始に開催される音楽フェスに出演するアーティストのプレイリストを聴きながら近所の住宅街を歩く。見かけた案内標識を頼りに目的地を設定したり(結局辿り着けなかった…)「この先行き止まり!」の注意書きがある下り坂を一か八かで下ってみたり(車が進入できないだけだった!)気ままな野良猫のような気分で歩き回った。
再生していたプレイリストが中盤に差し掛かったころ、そろそろ折り返しだな…と自宅があるであろう方向に歩き出す。だけど、歩けども歩けども全然辿り付かず、もう地図を見るしかないか…と諦めかけた矢先、自宅からも見えるランドマークが視界に飛び込んできた時には小さくガッツポーズするくらいうれしかった。ランドマークの位置や大きさから自宅までのおおよその距離を測り、地図を見ずに無事帰宅。湧き上がる達成感。
音楽を聴きながら黙々と歩いていると、どんどん思考がクリアになっていくのがわかる。街に息づく人々の暮らしに思いを馳せ、季節の移ろいを肌で感じる中で、日々頭の中に蓄積されていた淀んだ雑念のようなものが清らかな気づきで塗り替えられていくのが心地よかった。
出不精で三日坊主に定評のある私だが、散歩の楽しみ方に気づいたからには長く続く趣味になればいいなと思う。



健やかなれ2025(2025/1/1)

新年を迎えた。2024年は心身共に疲弊している時期があり健やかではない一年だったので、2025年は心身共に健やかに、やりたいことややるべきことを後回しにせず全部やる、欲張りで生き急ぐ一年にしていきたい。健やかなれ。



地元散歩録(2025/1/2)

例年通り年末年始は地元に帰省している。一年の計は元旦にあり、ということで、お正月のだらだらとしためでたい空気に屈しそうになりながらも散歩を続けている。
実家の近所には大きな川があり、その土手を散歩コースにしていた。帰省するたびに地元の街の変化に驚きと少しの寂しさを感じていたけど、近所の土手から見える景色はあの頃から何も変わらずそこにあって、懐かしくもありうれしかった。中学生のときによく聴いたアルバムをお供に、視界のほとんどが空の景色に圧倒されながら、一本道をひたすら黙々と歩いた。
川辺には様々な野鳥がいて、種類を正確に見分けることはできないなりにゆるい野鳥観察を楽しんだ。いろんな鳥がいるなあとのほほんと歩いていると白い雉が目の前を横切った。(浅識のため本当に雉だったのか定かではないが、白い雉は吉兆らしいので都合よくそういうことにしている)2025年は良い一年になる気がする。

散歩コースの土手、あまりにも空が広い

また、地元の大きな池の外周が約4kmの周回コースとして整備されていて、年末年始の暴飲暴食を帳消しにするぞ!と家族で歩きに行ったりもした。ここにもたくさんの野鳥がいて、一年分の鴨を見たんじゃないかと思うくらい、たくさんの鴨が気持ちよさそうに泳いでいた。鳥かわいい。あと、母娘共々ハマって観ていたドラマのロケ地ということもあり、劇中のどの場面で使われていたのかを母がひとつひとつ解説してくれた。
私の家族は特段仲が良いわけでも悪いわけでもない。幾度の衝突の中で角が丸くなり、お互いへの諦めや無遠慮を積み重ねてちょうどいい距離感を見つけただけで、あまり協調性のない家族だと思っている。なので、このように家族揃って散歩に出かけるなんて思ってもみなかった。これからどのような形になるかわからないけど、変化するのならより良い形になるといいなと思う。
〜お散歩BGM〜
・夕方ジェネレーション/BaseBallBear
・High Color Times/BaseBallBear
・娯楽/東京事変



人生大吉(2025/1/10)
ロッキンオンソニック、The Lemon Twigsの東京と大阪公演、と音楽にどっぷりと浸かることのできる夢のような日々を過ごしてとても幸せだった。ずっと余韻に浸っていたので今更の日記である。

ロッキンオンソニックでのThe Lemon Twigs🍋

The Lemon Twigsに至っては3日連続でライブを観るという本気の構えであったが、どの公演も本当に素晴らしく、人生ベストアクト級の衝撃を受けたことで大阪公演の後はしばらく放心状態だった。
初めてライブを観た時からずっと大好きで、特に2024年はApple Musicのトップ100リスナーになるほどに新譜も旧譜もずっと聴き続けていたし、今回の来日が決まる前からライブセットリストやカバー曲のプレイリストを作ったりもしていた。これはもはや来日祈願の願掛けであり、祈りだった。
「My Golden Years」がシングルとして発表されたときからこのような気合いの入りようだったので、勝手に2024年の個人的な集大成のようなものに感じていたし、念願叶ってライブを観ることができて本当に本当にうれしかった。喜びのあまり、約6000字のレポとは名ばかりの誰にも見せられない乱文を個人的な日記として書くほどに。
この数日の奇跡のような思い出たちを心の中にある宝箱に大切に大切にしまってお守りにして生きていこうと思う。
そして1月9日、The Lemon Twigsのライブの余韻冷めやらぬところに、これまた大好きなNeal Francisの新譜リリースと来日公演が発表された。
連日心が忙しなく、胸がいっぱいで少ししかご飯を食べられなくなり、この1週間で体重が3キロ減った。幸せ太りならぬ幸せ痩せってあるんだ、恋わずらいかよ、と思った。もちろんNeal Francisの東京と大阪公演のチケットは無事入手済み。
これまで私が憧れたバンドマンは皆一回りも二回りも年上だ。青春時代に憧れ、一番影響を受けたロックスターは一昨年この世を去った。自分が好きな音楽について話すと「生まれる時代を間違えてる」と言われることもあった。なので、The Lemon TwigsやNeal Francisのような同世代や年下の彼らが作った楽曲にこんなにも夢中になれること、そして同じ時代を生きているということに大きな喜びを感じているし、大袈裟かもしれないけど私の人生を豊かにする希望の光だと思っている。
この数日間を通して、私は音楽が心から大好きで、友人と音楽の話をしたりライブを観に行ったりすることが大好きで、これからもずっと、それは幾つになっても変わらないんだろうなと改めて思った。

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