「変わる」ことが怖かった私へ

ここ最近ずっと私の中に出現しているテーマである、「変わる」ということ。思い返せば、私は変わることをずっと恐れてきた人生だった。でも今は、「変わる」って「変われる」って素晴らしいと思っている。

こうやって心に変化が生まれたことからも「人って変われるんだなぁ」と強く感じている。

私だけ前に進めないと怖かったこと

記憶をさかのぼると、高校生の頃「みんな前に進むのに私だけ取り残されている」感覚を覚えることがよくあった。
学校の大きなイベントが終わった後、部活を引退した後、卒業した後、何かが終わるということは何かが始まるということで、でも私はいつも終わったことの余韻に浸っていたくて、前に進むのが怖かった。でもみんな切り替えて次のステップに進んでいく。ずっとここにいられればいいのにって思っていた。特に高2の終わりから、高3の受験期に入るとき、部活も学校行事も引退して、みんな勉強に一気に力を入れ始めた。私はなかなかスイッチが入れられなくて、なんでみんなそんな風にすぐに切り替えられるんだろうとすごく寂しい気分だった。
当時、そんな気持ちを親友にぶつけたりして、分かるよーって言ってもらえたこと、今思うと本当にありがたい。

自分も他人も気持ちは変わると悲しかったこと

「人の気持ち」となるとやっぱり恋愛が絡んでくるけど、失恋して悲しかったとき「人の気持ちなんて変わるから、誰も信じちゃいけない。永遠なんてない。」と自分に言い聞かせたことがある。そして、そんな悲しい気持ちでさえ、時が経って消え去っていることに気がついたとき、あんなに好きだと思っていた自分の気持ちが変わってしまったということにショックを受けた。自分の気持ちまで変わってしまうのなら、一喜一憂しても仕方ないし、何かを信じることはやっぱりもうやめようと無意識にすり込み始めたころ。私自身が変わってしまうかもしれないから、ずっと一緒にいようなんて誰にも言えなくなった。

変われた自分への誇り

一方で、自分が変われて本当に良かったと思っている経験もある。中学から高校時代。とある出来事がきっかけで、私は心から「変わりたい」と思うことになった。後にも先にもあれほど強く思ったことはない。どうやって変わったかはもうよく分からないけど、変わりたいと思って、本当に根っからの性格や人との関わり方が変わった。（単に大人になっただけという説もあるけど）
私が変わるきっかけをくれたのは、同じ部活の仲間や先輩たち。仲間を傷つけ、見捨てられてもどうしようもないようなことをした私をあたたかく受けいれてくれた。そんな優しさに触れてまた優しくなれた気がする。このたくさんのあたたかさのおかげで私は変われたと心の底から思っている。

変わることと信じること

コーチングを通して、色々な物事への考え方が変わった。生きやすくなった。がちがちの鎧をかぶっていた私が、こんなに変われるだなんて、コーチングの力ってすごいなって思っている。

人との出会いも私を大きく変えた。大切だと思っていたことがどうでもよくなったり、気にもしていなかったことが大切に思えたりする。前の私なら、自分が変わってしまったようで少し怖かったかもしれない。簡単に価値観を崩してしまう自分に失望していたかもしれない。でも今はこんな自分が心地よい。

そして「人は変わってしまうから信じない」と思っていた私が、今は「変わってしまうとしても信じたい」と願っている。永遠に続く気持ちなんてないとは今でも思っているけれど、明日変わってしまうとしても今日の私は信じたい。相手の何かが変わってしまっても大丈夫と思えることが、きっと信じるということなんだと思う。
※これは芦田愛菜さんの有名なスピーチ？の影響を受けているかも笑

変われる人間って素晴らしい

価値観や生き方を変えられるのは人間の特権だ。そう思ったら人間て素晴らしいなと思う。変わりたいと思っている人は絶対に変われる。変わりたくないと思っている人にも、訪れる変化はきっと意味があるものだ。

だから私は誰かの「変わりたい」を後押ししていきたい。変わることって美しいことだよ、それは川に綺麗な水が流れ続けることと一緒だから。

「変わりたいなぁ」という方へ

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