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とある可不可

出すのではなく、開放する

ちょうど1年前、大学の公募試験のために
『自分はどんな人間か』
についてたくさん考えていました。

最近、またそれをよく考えます。

私の強みはなんだろう?
私が得意なことってなんだろう?

と考える度に、
私にしかできないことってないのかも、と思います。
でも、私にしかできないやり方はあるのかも、と思ったりします。

最近、人間関係の難しさとか面倒くささとかを感じた出来事がありました。今は色々と勉強になった、ということにしていますが、正直時間の無駄だったと感じてしまうことに変わりはないです。

自分だったら絶対にしないな、という人の言動に触れて、改めて自分を振り返った時に

私って結構すごいかも!と思うけど、
いや、心底普通なんだよな、とも思います。

何が私を大きく見せてくれるんだろう?って自分の強みやアイデンティティを考えすぎて頭でっかちになってしまいそうな気がするくらいだけど、その出来事を通して、私はある人に裏切られて利用されて馬鹿にされたような気がしたから、腹が立って誰かに無性に認めてもらいたくなって、でもそんなどうでもいいことに連れ回される気持ちに抗いたくて、好きなことで心が充実するように色々挑戦しています。

任意ならやってみる!
迷ったらやってみる!

とは言っても、好きなことだから全部全部ってこのままやりまくっていたらどこかで疲れちゃいそうな気はしています。

結局サッパリ言っちゃえば、私は周りにすごいと思われたいし、自分でも私はできる人だと思いたいんだと思います。

でも横柄にはなりたくない。
自分らしくいたいけど謙虚に生きていきたい、という気持ちです。

自分を出す、というより、自分を開放するって感じだよね。

って言ってくれた友達がいて、素敵な言葉だなと思いました。


プロの舞台

初めて1人で、プロの舞台を見に行きました。
以前高校の同期と見に行った舞台で、踊り方とオーラめっちゃ好き!と思ったダンサーさんが出演情報を出していたので、チケットを事前予約していました。

甘党プロデュースさんの第12回公演
「とある可不可」です。

本公演には 出演者全員で紡ぐ一つの結末があります
しかし 言葉で表現されないその結末は
お客様自身の今置かれている環境や
思い出とのリンク
客席に座っているときの
心のコンディションによって
解釈が変わります

甘党プロデュース

とパンフレットに書いてあったので、物語の正解を探そうとせず、私の目線で、私の解釈で90分間の舞台を見ました。

ある日入れ替わってしまった2
元に戻ろうとするけど戻れなくて、仕方なく一旦連携してなんとか過ごしていくうちに、自分とは全く違う相手の凄さを知り、認め合い褒め合い、なんだかんだ上手くやっていく前半
元に戻ったと思ったら違う人と入れ替わってしまった主人公
次に入れ替わったのは自分と同じ職業の人で、今まで素直に受け入れていた相手の凄さに対して、羨ましさや妬み嫉みを感じる後半
でも結局、それは全部夢の中?の話だった
人と比べられたり、比べてしまったりするけど、自分って素敵じゃん!と思えるようにまた上を目指していく
ようにも見えたし、死を選ぶようにも見えた

一切セリフなし、動きと踊りだけでこれだけ伝えることができるのかと感動しました。

私も見てくれている人に、自分の体から自分の内側にあるものを伝えられる身体性と表現力を高めたいなと、改めて思いました。

充実した90分間でした。見に行って良かった!


音楽のすゝめ

日食なつこさんの「音楽のすゝめ」が
今回の公演のエンディングに使われていました。

初めて聞いたけど、歌詞や曲調がなんとなくこの公演と、私の心とリンクしている感じがして、帰りの電車はずっとリピートして余韻に浸っていました。

特に私は、四つめの、
「愛の深さを比べ合わないこと」と
八つ目の、
「泣いてもいいからちゃんと次に行くこと」
という歌詞が好きです。

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