「かけAI(あい)実験室」へようこそ。
夏休みももう残り少なくなってきましたね。そこで、今回は「自由研究どうしよー」と頭を抱えている小学生の皆さんのために「ChatGPTを使った自由研究のやり方」を研究してみましょう。保護者の方も一緒にやってみると、ChatGPTの使い方が学べるかもしれませんよ。
1.テーマを決める
まずはテーマを決めます。わざわざ実験キットを買いに行く必要はありません。あなたの部屋を見まわして、目についたものを何でもいいので手に取ってみましょう。
クレヨン、ハサミ、ノリ、スマホ、おもちゃのぬいぐるみ、脱ぎっぱなしの靴下…なんでもOK。
もし、それで思いつかなければ、あなたが大好きなことを一つ、挙げてください。
ゲーム、おやつ、野球、サッカー、虫、アイスクリーム、水遊び…
一見、自由研究と何の関係も無さそうなものでもかまいません。むしろ、自由研究にならなさそうなものの方がいいでしょう。では、その『何か(モノ、好きなこと)』が決まったら、ChatGPTにこう言ってあげてください。
ちなみに『クレヨン』を入力して、出てきた回答がコチラ!
ちなみに『野球のバット』だと…こんな回答が!
野球好きなら、いろいろ試すのも楽しいでしょうね。
2.実験や観察を行う
ChatGPTの出してくれたアイデアの中から1つ実験するものを選び、自分なりに実験・観察をしましょう。
3.頭の中を整理する
実験を終えたら、次に、以下の質問に自分なりに考えて、答えてみましょう。
うまく文章にする必要はありません。友達にしゃべる感じで上の質問に答えましょう。保護者の方と一緒にやるなら、やりとりをスマホで録音してもらってもいいかもしれません。
4.ChatGPTにレポートを書いてもらう
最後は実験結果をChatGPTに書いてもらうだけ。入力すべき魔法の呪文(プロンプト)は次のようなものです。
その際、さっきの質問の答えを『』の部分に自分で書いてください。(めんどくさければ、ChatGPTに向かってしゃべってもOK)ここがたくさんあればあるほど、ChatGPTもいいレポートを書いてくれるはず。
ちなみに先ほどChatGPTが提案してくれた『クレヨンで描くときの紙の種類による違いを調べる』で、出てきた回答は次の通り、
ちょっと優等生っぽすぎるコメントが鼻につくけど、非常に良くできてますね。えてして理科系が好きな子は文章を書くのが苦手という子が多いもの。中には文章にまとめる作業が嫌いだから、自由研究そのものが嫌いになっちゃう子もいるかもしれません。そんな子は「レポート作成作業はChatGPTに任せてしまえ!」と割り切ることで、10例でも20例でも夢中になって実験・観察をしちゃう子が出てくるんじゃないでしょうか。
これから時代は身の回りの「なぜ?」を掛け合わせ、トライ&エラーを繰り返すことが大切になると思います。ChatGPTを使っていろんな挑戦が加速していくような世の中になっていくといいですね。むしろ、今後は「1.テーマを考える」作業がもっとも重要になるでしょう。ここで“どれだけユニークな発想ができるか”で将来、大きな学力差が生じる気がします。
実験結果
ChatGPTは自由研究にもじゅうぶん対応してくれる。レポートの内容よりも、ChatGPTを使っていかにユニークな実験テーマを作れるかが鍵。
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