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ChatGPTと一緒に超簡単に自由研究を作る方法 考えてみた

「かけAI(あい)実験室」へようこそ。

夏休みももう残り少なくなってきましたね。そこで、今回は「自由研究どうしよー」と頭を抱えている小学生の皆さんのために「ChatGPTを使った自由研究のやり方」を研究してみましょう。保護者の方も一緒にやってみると、ChatGPTの使い方が学べるかもしれませんよ。

1.テーマを決める

まずはテーマを決めます。わざわざ実験キットを買いに行く必要はありません。あなたの部屋を見まわして、目についたものを何でもいいので手に取ってみましょう。

クレヨン、ハサミ、ノリ、スマホ、おもちゃのぬいぐるみ、脱ぎっぱなしの靴下…なんでもOK。

もし、それで思いつかなければ、あなたが大好きなことを一つ、挙げてください。

ゲーム、おやつ、野球、サッカー、虫、アイスクリーム、水遊び…

一見、自由研究と何の関係も無さそうなものでもかまいません。むしろ、自由研究にならなさそうなものの方がいいでしょう。では、その『何か(モノ、好きなこと)』が決まったら、ChatGPTにこう言ってあげてください。

あなたは小学「〇」年生です。今から夏休みの自由研究のテーマを考えます。
『○○(モノ、好きなこと)』を使って研究発表できるアイデアを5つ出してください。

自由研究のテーマを決めるプロンプト(魔法の呪文)

ちなみに『クレヨン』を入力して、出てきた回答がコチラ!

1. クレヨンの色を混ぜて新しい色を作る実験
クレヨンをいろんな色で混ぜ合わせて、新しい色が作れるかを試してみる実験。混ぜ方や力加減によって、どんな色ができるのかを観察してみる。
2. クレヨンの溶ける温度を調べる実験
クレヨンを太陽の下やドライヤーで温めて、どのくらいの温度で溶け始めるかを調べる。どの色が一番早く溶けるかも比べてみる。
3. クレヨンで描いた絵がどれくらい耐久性があるか実験
クレヨンで描いた絵を水に濡らしたり、日に当てたりして、どのくらい耐えられるかを調べる。時間が経つと色がどう変わるかも観察する。
4. クレヨンで描くときの紙の種類による違いを調べる
クレヨンで描いたときに、コピー用紙や段ボール、ティッシュなど、いろんな紙でどう見え方が変わるかを実験する。紙の違いで、色の濃さや塗りやすさがどう変わるかを比べてみる。
5. クレヨンを使って立体アートを作る
クレヨンを削ったり、溶かして形を作ったりして、立体的なアート作品を作ってみる。作る過程や工夫をまとめて発表する。
うん、これなら、クレヨンを使って楽しく研究ができて、他の人にも面白い発表ができそうです!

ちなみに『野球のバット』だと…こんな回答が!

1. バットの素材による打球の飛び方の違いを調べる
木製バットと金属バット、プラスチックバットを使って、どのバットで打ったボールが一番遠くに飛ぶかを調べる実験。違いがどう出るのかを記録してみる。
2. バットの長さや重さがスイングに与える影響を調べる
いろんな長さや重さのバットを使ってスイングしてみて、振りやすさやスイングスピードがどう変わるかを観察する。バットが重いほど力が必要なのか、スピードがどう変わるかを調べる。
3. スイートスポット(芯)で打った時と外れた時の違いを実験
バットのスイートスポットと呼ばれる場所でボールを打った時と、外れた場所で打った時に、ボールの飛び方やバットの振動がどう変わるかを調べる。打ちやすさや音の違いも比較してみる。
4. バットの持ち方がボールの飛び方にどう影響するかを調べる
バットを短く持ったり、長く持ったりしてボールを打ってみて、ボールの飛ぶ距離や方向がどう変わるかを調べる実験。握り方による違いも確認する。
5. バットの使い方による手の疲れやすさを比較する
バットを何回か連続で振って、どの持ち方や振り方だと手が疲れにくいかを調べる。疲れた時間や回数を記録して、自分に合った振り方を見つける。

野球好きなら、いろいろ試すのも楽しいでしょうね。

2.実験や観察を行う

ChatGPTの出してくれたアイデアの中から1つ実験するものを選び、自分なりに実験・観察をしましょう。

3.頭の中を整理する


実験を終えたら、次に、以下の質問に自分なりに考えて、答えてみましょう。

なぜ、この実験をしようと思ったの?
実験するとどうなると思った?
実験の方法は?
使ったのはどんな道具?
結果はどうだった?
結果と最初の予想を比べてどうだった?
この実験がどう役立つと思う?

質問に答えよう

うまく文章にする必要はありません。友達にしゃべる感じで上の質問に答えましょう。保護者の方と一緒にやるなら、やりとりをスマホで録音してもらってもいいかもしれません。

4.ChatGPTにレポートを書いてもらう

最後は実験結果をChatGPTに書いてもらうだけ。入力すべき魔法の呪文(プロンプト)は次のようなものです。

『(実験テーマ)』について#内容を参考に2000文字以内でレポートを作成してください。以下の情報を含めてください:実験の目的、使用した材料と方法、実験手順、観察結果、結果の考察、結論、そして実験を行っての感想も書いてください。
#内容
『なぜ:
準備/道具:
予想:
結果:
考察:
まとめ:』

自由研究をまとめるプロンプト(魔法の呪文)

その際、さっきの質問の答えを『』の部分に自分で書いてください。(めんどくさければ、ChatGPTに向かってしゃべってもOK)ここがたくさんあればあるほど、ChatGPTもいいレポートを書いてくれるはず。
ちなみに先ほどChatGPTが提案してくれた『クレヨンで描くときの紙の種類による違いを調べる』で、出てきた回答は次の通り、

「クレヨンで描くときの紙の種類による違いを調べる」
<実験の目的>
私がこの実験を行った目的は、クレヨンで描くときに使用する紙の種類が、描きやすさや仕上がりにどのような影響を与えるかを調べることです。絵を描くことが好きで、いろいろな紙にクレヨンで描くとどんな違いがあるのか知りたかったので、このテーマを選びました。
使用した材料と方法
この実験では、以下の材料を使用しました:
クレヨン(様々な色)
ティッシュ
画用紙
半紙
コピー用紙

水に濡らした布
方法としては、まず各紙の上にクレヨンを使って同じ絵や模様を描き、その描きやすさや色の出方を観察しました。また、紙の状態(くしゃくしゃになる、破れるなど)や、布のような紙以外の素材に描くとどうなるかも調べました。
<実験手順>
まず、画用紙、半紙、コピー用紙、布、水に濡らした布、ティッシュの順にクレヨンで同じ模様を描きました。
それぞれの紙や素材で、描きやすさやクレヨンの発色がどうなるかを観察しました。
さらに、描いた後の紙の状態(破れる、くしゃくしゃになるなど)や、色がしっかり出るかどうかを確認しました。
<観察結果>
実験の結果、以下のようなことが分かりました:
画用紙: 画用紙が一番描きやすく、クレヨンの色も鮮やかに出ました。紙がしっかりしているため、力を入れても破れることなく、滑らかに描くことができました。
コピー用紙: コピー用紙にクレヨンで描くと、紙がくしゃくしゃになり、色が均一に出にくいことが分かりました。また、力を入れると紙がよれてしまうため、細かい部分の表現が難しかったです。
半紙: 半紙に描くと、紙が薄いため、すぐに破れてしまいました。また、紙がクレヨンの油分を吸い込みすぎて、色がにじんだり、描きにくいと感じました。
布: 布にはクレヨンがうまく乗らず、色がかすれてしまいました。紙に比べて布の表面が柔らかいため、クレヨンの色をはっきりと出すのが難しかったです。
水に濡らした布: 水に濡らした布では、クレヨンの色が全く乗らず、描くことができませんでした。布が濡れていると、クレヨンの油分が弾かれてしまい、色がつかないことが分かりました。
<結果の考察>
この実験から、クレヨンで描くときの紙や素材の違いが、描きやすさや色の出方に大きく影響することが分かりました。特に、画用紙が最も適している理由として、紙の表面に微妙なデコボコがあり、クレヨンの色がしっかりと乗るためだと考えました。一方、コピー用紙や半紙のように、表面が滑らかで薄い紙は、クレヨンの色が均一に乗らず、描きにくいことが分かりました。また、布のような素材では、紙とは異なる描きにくさがあり、特に濡れている布ではクレヨンの特性が全く発揮されないことも確認できました。
<結論>
この実験を通して、クレヨンで絵を描く際には、紙の種類が非常に重要であることが分かりました。特に、画用紙のように適度なデコボコがある紙が最も描きやすく、色も鮮やかに出るため、絵を描く際には最適です。また、コピー用紙や半紙のように薄い紙では、描きにくさや破れやすさがあり、クレヨンの特性を十分に活かすことができないことが分かりました。これから絵を描くときには、紙の種類を選ぶことが大切だと感じました。
<実験を行っての感想>
この実験を通して、普段何気なく使っている紙が、実際に絵を描くときにどれだけ違いを生むのかを知ることができました。最初は、どの紙に描いても同じだと思っていたのですが、実際に試してみると、紙の違いでこんなにも描きやすさが変わることに驚きました。特に、画用紙が描きやすい理由が、表面のデコボコにあると気づけたのが面白かったです。これからは、絵を描く際に紙を選ぶときも、しっかりと考えて選びたいと思いました。また、布に描くのがこんなに難しいとは思わなかったので、新しい発見ができた実験でした。

ちょっと優等生っぽすぎるコメントが鼻につくけど、非常に良くできてますね。えてして理科系が好きな子は文章を書くのが苦手という子が多いもの。中には文章にまとめる作業が嫌いだから、自由研究そのものが嫌いになっちゃう子もいるかもしれません。そんな子は「レポート作成作業はChatGPTに任せてしまえ!」と割り切ることで、10例でも20例でも夢中になって実験・観察をしちゃう子が出てくるんじゃないでしょうか。

これから時代は身の回りの「なぜ?」を掛け合わせ、トライ&エラーを繰り返すことが大切になると思います。ChatGPTを使っていろんな挑戦が加速していくような世の中になっていくといいですね。むしろ、今後は「1.テーマを考える」作業がもっとも重要になるでしょう。ここで“どれだけユニークな発想ができるか”で将来、大きな学力差が生じる気がします。

実験結果

ChatGPTは自由研究にもじゅうぶん対応してくれる。レポートの内容よりも、ChatGPTを使っていかにユニークな実験テーマを作れるかが鍵。

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