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Photo by
soeji
2025/01/26 動物園/サイチョウ/小説/耳から/短歌
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はじめて飼ったペットは、インコだった。8歳の誕生日に買ったので、名前が「ハッチ」だった。2匹買ったので、弟の年齢にちなんでもう一匹は「ムッチ」と名付けた記憶がある。定番の黄色と水色だったことはおぼろげだが……。どちらにしても、鳥は比較的好きな動物である。
いま耳で読んでいる遠藤周作の『深い河』で「サイチョウ」と名前の鳥が出てくる。この歳になるまでに知らない鳥だ。もちろん、自転車に乗りながら耳で聴いている(※違法のならないように、ショルダースピーカーで合法的に)ので、調べることはできなかった。どうにも気になり、調べ見る。写真を見ると、顔がやはりユーモラスだ。
他にも赤いタイプもいるようだが、小説の雰囲気から推測すると黄色いタイプの「サイチョウ」がお話の中に出てきたように感じる。この鳥と一緒に生活をして、部屋の中にときどき離していたとなると、かなりシュールである。(小説の登場人物は、鳥と話す設定であったので余計に。)トマトを食べているあたりも、とても寓話的で怖い。
このサイチョウも調べてみると、それなりに長生きをする。「水車小屋のネネ」に出てきた「ヨウム」も長寿で、50年ぐらい生きる。飼うときにも飼い主の年齢を聞かれるあたりも、ふむふむ頷ける。大きめの鳥に興味をもってしまう習性が私にはあるのかもしれない。「サイチョウ」がいる動物園も日本にいくつかあるようだ。サイチョウに会うを今年のやるべきことリストに1つ書き加える。