【ぼちぼち往復書簡】うちのサンタは会社支給のケーキを持って帰ってくる　From すみこ

ようこちゃん、Mちゃんのポスターすごくすごくかわいいなぁー！！
うちにも本物のサンタさんが走ってきて欲しい。

次の週末はクリスマスなのだね。

わが町の生活圏内にはイルミネーションもなく、クリスマスツリーといえば親の付き添いで行く病院の受付で見かけるくらい。スーパーに行けばクリスマス商材よりも『冬至・かぼちゃ』みたいな看板の方が目立って、商圏年齢層の高さを感じます。

もうプレゼントのやりとりなんかも全然しない我が家ですが、それでも毎年クリスマスケーキだけは食べるの。
というのは、弟の会社は社員全員にクリスマスケーキを持たせてくれるいい会社で、イブはケーキを片手に帰ってくるのです。ホールケーキというのはいつになってもウキッと感を与えてくれるよね。

事前に希望のケーキの種類を聞いてくれるのだけど、いつも苺の生クリームケーキを頼む。苺ショートのふんわり柔らか、するする喉を通っていくスポンジと甘さ控えめの軽い生クリームと苺のコントラストというのは完璧だよなーと思う。
この王道のケーキの良さを、アルゼンチンに暮らしてますます知ることになりました。あっちのケーキはどれも超甘くて重いのよ。それはそれで今となっては時々恋しく食べたくなるモノではありますが、やはりコッテリ感は半端ない。
だからあの頃、日本人の友達が作るニッポン仕様の生フルーツを使った生クリームのケーキはずごい貴重な美味しさでした。

東京に行くと絶対モンブラン派のわたしだけれど、今住むエリアで食べるならば苺ショート派。どこの店でもはずさない安心感があるのがよろしい。
あとはねセブンイレブンのシュークリームが我が家ではご馳走扱いです。選択肢の少ない地域において、あのクオリティーは素晴らしいのだよ。

住む場所でご馳走と感じられるものって変わるのだよね。そんなことを思うクリスマス間近、極寒の北海道です。昨日はマイナス７度までいったよ。寒い！！

ではでは素敵なクリスマスを！Feliz Navidad🎄

すみこ