かみちゃ

書いた純文学を不定期で出します。夢は全ての言語を知ること。世界平和。 尊敬する著者はドストエフスキー。 話題にしている題材は全て存在する人やアニメの登場人物から取ってます

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書いた純文学を不定期で出します。夢は全ての言語を知ること。世界平和。 尊敬する著者はドストエフスキー。 話題にしている題材は全て存在する人やアニメの登場人物から取ってます

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最近の記事

罪の償い

傷つけるつもりはなかったよ。 これまで一生懸命にやってきた君達を間近で見てて、意図してそうする人はいないよ。それだけは信じて欲しい。 本当は「お前なんていらない。そういう奴はここからいなくなってくれ。」と言って欲しかった。 突き放して欲しかったんだよ………。裏切り者だって、裏切り者だって分かっていてしたことだったから……。 切ない顔されて「お前は悪くない。」って言われる方が苦痛だった。悪いのは分かっているから。 潔く、ここから立ち去りたかった。「いらない、不必要。」

    • 5年振り

      5年振りかなぁ、会うのは……。 3、4歳年上で、俺凄い迷惑ばかりかけて…。 懐かしいな…俺はもうあの時から歳を重ねて……。 「兄さん……俺だよ…久しぶり、元気にしてた…?」 なんか言い出しづらくてびっくりした。5年たつと、こんなに緊張するもんかなぁ 「うわぁ、久しぶりだなぁ…。お前の活躍聞いてるぞ。頑張ってるてな。それにしても背が大きくなったなぁ。」 なんか本当の家族みたい。兄貴がいるみたいな感覚。 好きだなぁ、この暖かさ。 俺いつも一人の方がいいなって感じて

      • お前の話

        お前の話を聞いて正直スゲー驚いた。 結婚だって……。俺はどういう顔していいか分からなかった。だって同い年だし、俺、もう20後半だけど、まだ子どもだよって気がするし、お前が少しは人生考えて大人になってるってことだろ?納得いかねー。俺はまだ子ども、子どもだから。 俺の結構歳離れている兄さんも数年前に結婚した。やっぱ長年一緒にいたし、尊敬してたから兄さんだったから、スゲー驚いた。でも俺は子どもだって、言い張って、結婚について考えなかった。今もそう。幸せは手に余るくらい欲しい。欲

        • 善と悪、天国と地獄。

          天使は僕にこう囁く、「貴方の幸せを歩みなさい」と。僕の中で幸せとは何だろう。僕の中で生まれる感情は何処へ向かうんだろう。 流れる月日は早くて僕の気持ちをおいていく。でもその月日を思い出すと涙が止まらなくなる。「何気無い日々は僕に幸せと悲しみを運んでくる物なんだね。」、そう知る頃には僕は………消えているだろうね。 理想を語るには現状を知らないといけないようだね。日々は僕に絶望を与える時だってあるよね。だけど挫けてはいけないんだ。それはただの試練だから。僕が成長し、現状を知る

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        • 純文学
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          ある日の事

          「兄さん、貴方の人生がこれからも上手くいきますように…。」 その日から彼は僕の前に現れること、というか会うことがなかった。彼とはとても仲良くやっていたつもりだったが、どうしたのか?とこういうときには妙に気になるものだ。 僕はあまり失言をしない男だが、まさか旧知の仲の友にそういう発言をしてしまったかと考えおこしてみたが、全く思いあたらない。 悪いことをしたら謝るようにしている。この事に関しては彼が傷ついたらそう言うだろう。 彼にも言いたくない1つや2つのことがあるだろう

          ある日の事

          幸せと現実

          ずっと首位って難しいことだよね。僕も50位以内って事はあるけれど、上に50人いるって考えると努力が足りないよねって感じる。 僕は努力して自分の足りない部分を埋めることは得意だったりする。けれど、生まれ持った素晴らしい才能はない。学校のテストでは人の才能の優劣はつけづらいよねとも感じている。 今3放世代とか7放世代、それらを含めてN放世代ってあったりするよね。地位を確立するために、友人とか恋人とか趣味とか捨てて生きるんだよ!! それは個人的に苦しいと思うんだよね。ほぼ死ん

          幸せと現実

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          何が現実で何が夢なんだろう。思う事はいつもそれで…。 悲しむのとか苦しむのとか自分のためにならないから止めた。明るく生きる方が楽しいし、暗くなるとずっと暗くいそうだから。 最近、信頼している弟のような友と話をした。 「タイムマシンがあるのならいつに戻りたいか?」についてだった。僕は何も言えなかった。どれだけ戻りたい過去があるだろう。でも、十年前に戻ったって変わらない。過去は変えられない。僕はそこまで優れた人ではない。だから結局は。「戻らない。今が一番、僕の人生最高!!」

          正義と悪

          私は日々の流れに任せて生きてきた。言われるがままの理想を自分に押し付けて生きてきた。大人しく、家の中にいて、親の言うことを聞いて、全てを分かっていると言うように。 親がいなくなると、自分はとても変わったような気がした。何もかも世間の言うことが正しいと思えなくなったし、平和を目指すためには使用がないといって、子どもを蔑ろにする人達が情けなく最悪だと感じられた。 それまでは宗教なんて馬鹿げた真似だと思っていたし、何でここまで人々は惹かれていくのだろうと疑問に思っていたけれど、

          幸せ

          私は弱いし、よい考えが出せて優秀って訳でもなければ人々をよい道へ進ませるよい指導者でもない。何もない、何もできない。責め立てられたら、全てが怖くなって逃げ出したくなって、全く無知な私。 「貴方は心がなく悲しい人なのね。」そう知ったときには惹かれていた。無表情な貴方はとても悲しい目をしていた。人を殺すことが容易く出来てしまう貴方は何かを手に入れるためには全てを無くしてしまうのね。 私は貴方のように強くはない。でも貴方のことを支えることができる。 戦うことしかできないのは悲

          The peace is crafted by….

          夢など無い。自分の名前さえ無い。そんな俺がずっと心に思ってきたこと、それは平和だ。 平和は、奥深く、罪深く、分からないものだ それは何十年、何百年経っても思う事だろう。決して武器を捨てることだけでは導かれない、平和にしようと言って実現できるものではない。 貧富の差は、いつの世でも、どの国でも起こりうる問題だ。人々は満たされたい。何か手に入れたい。より良いものにしたい。それだけなんだ。それには罪はない。当たり前の行為だ。だが、何処かで踏み間違え、いつか争いになる。今までの

          The peace is crafted by….

          苦行

          苦しみは感じるほど苦しくなってくるものだ。何も現状は変わらずただ長い一日をひたすら過ごしていくだけ。誰の言葉も耳には入ってこない。過ぎていく風のように。そして悪い言葉は逆に身体に突き刺さり、苦しみは増えていく。こんなに暖かかったのに、終わりは冷めて冷たい物だね、そう言いたい。 誰も僕の問いにちゃんとした、僕が心から幸せにする答えを出してくれない。 僕は孤独だ。今までは孤独と言うものを受け止めて楽しくいられた。でも今は暖かさを知ってしまった。離れられなくなってしまった。

          読まない手紙

          私の目には青い情景に佇む貴方の横顔が見えるわ。 また貴方は手紙をくれた。私の誕生日には現れず、手紙だけくれるなんてナンセンスよね。 私はその手紙を読まず机に置いて、 「読んでない手紙がまた増えてしまった」と思う。 貴方が話すことがあまり好きで無いことは知っている。そして私は何年も貴方の手紙を見ていない。一文も、一言も、私の名前を全て書いているのか、一部なのか、親愛なるがついているのか、それとも淡々と名前が書いてあるだけなのか。 毎回誕生日おめでとうと書いているのか、

          読まない手紙

          888

          僕は歌うことが好きだ。普段表情にも声にも出さない気持ちをぶつける。僕の歌には僕の気持ちが一番に表れている。人と関わるのは正直苦手で、思いっきり全てをさらけ出すことは出来ないけれど、これなら僕の全てを出せる。 僕はやはり歌うことが好きだ。毎日寝ても覚めても音楽は存在して、人々を笑顔にさせたり、不安にさせたり、悲しくさせたり何だって出来る。音楽は人の心を動かすことが出来る。 僕は人の心を動かすことの出来る歌手になる。そう決めて僕は静かに口を動かして、あるフレーズを口ずさむ。

          24/7

          何が正しいのか分からなくなってしまった。 表向きでは「永遠」といい続けているけれど…。終わりが来るのは分かっているんだ。でも、認めたくない自分がいて、みんなはもうその覚悟は出来ているんだろうか? どんなに仲がよくても、家族のように大切に思っていても、奥深くまで分かり合うことはできない。仲よかったのが数十年でも、終わるのは一瞬。悲しい、いなくなるのが怖い、嫌だ、続けていたい。そう思っているのが自分だけだったりして…。 それなら隠してしまえばいい。心の思いすら無くしてしまえ

          Sense of value.

          私は、自分の好奇心を1つのことで治めたくはない。広ければ広げるだけ多くの人と交流でき、世界を理解することが出来ると思っているからだ。 たが、私は孤独だ。誰とも分かりあえない。今は完璧の段階ではない、関わらないでくれと本当に心の底から思う。何だろう、この矛盾は…。多くの人と交流したいと言いながら、関わらないで欲しいと言っている。 私は人に分かって欲しいと思っている訳ではない。まして、押し付けたりすることもしない。その人にはその人自身の価値観があり、自由がある。私はそういう人

          Sense of value.

          花咲くブルーベリー

          僕は、歩く道を見つめた。 僕は、お前らと違うから苦しい思いをした。 みんな同じなんだ、世界は平等なんだ。 そんなの全くの嘘で何も合ってなくて…… ただ無力なんだ。人を傷つけたくない。 でも僕は、傷ついていて、また攻撃を受ける。 僕が悪かったんだ。皮肉になるまで繰り返すと、 世の中がどれくらい当たってて、間違っているかさえ分からなくなる。―もうここまで来ると僕はおかしい。 また登校だ…。また学校だ…。 日に日に人を恐怖に陥れるのが、教育機関なのか? いや、違うさ。普通だった

          花咲くブルーベリー