他人のコンプレックスに関わる難しさ
今回は、私の貧乳コンプレックスの話からの続きです
特に貧乳だけに限らず、人間関係において
気を付けなくてはならないことについてのお話です
人の振り見て我が振り直せと、自分にも言い聞かせています
こんな話を聞いた
ある女性が仲の良い同性の友人にこう言った
『下着屋に買い物に行くから付き合ってくれない?』
その友人は自分の胸にコンプレックスがあるので
本当は下着屋に行くのはすごく嫌だったのだけれど
仕方なく付いていくことにした
結局、友人は何も買わずに店の外で待っていたらしい
この話を聞いて、私はこの友人の子がとても優しいと思った
昔の私だったら、話を聞いた後すぐに
仮病や仮の予定を作って逃げ出してしまっただろう
幸いそういう家族や友人はいなかったけれど
ネット上でよく似た話を色々と読んだけれど
誘う方はまったく悪気はなく、むしろ自分と一緒に
下着を選んで楽しみたいと思っているようだった
うーん難しいよなぁ…こういうのって
どっちも悪くないのにね…
片方にとっては、とても楽しい場所だったとしても
もう片方にとってはただのトラウマをえぐる場所でしかない
そういうのって触れないのが、一番お互い楽なんだろうけれども
誘う側にはそんなこと分からないもんね
ではどうすればいいんだろう?
別に、下着屋の話に限らないけれど
相手が少しでも、拒否の姿勢を見せたらそれ以上
その事には関わらないのが得策のような気がする
少なくとも昔の私はそうして欲しかったし
ほっといてほしかったかな
確かに自分に合った下着をつけると
姿勢が良くなったり、体が楽になったり
バストの形を崩さない効果があるというのは分かりますし
自分の気持ちが上がるというのも分かります
でも、そういう問題じゃないんだよね
ただ気分を上げるのであれば
デパコスを買ったほうが私は楽しかったかな
だってデパコスは誰でも平等に美しくなれるツールだと思う
でもブラジャーはそうじゃないでしょう?
あまりにも小さすぎるサイズなんて
専門店でもあまり販売されてはいないみたいだし
それと下着屋さんに行くことを進める人からよく聞く話だけれど
販売員さんがフィッティングをしたら
サイズが上がって嬉しかったという話題
でもその人がたまたまそうだっただけで
上がらない人だって絶対にいると思うんだよね
その場合は本人がすごく傷つくと思うんだけどどうだろうか
当時の私自身の考え方についてはなんて言うんだろう…
根本的に思考停止しているというか
自分の胸の事に関わることは考えたくもないし
触れられたくもなかったんだよね
実際、女性誌のブラジャー特集なんて
読み飛ばしていて、まともに読んだことはないし
他のコスメやファッション記事なんて
何回も読み返していたのにね
とにかく、胸に関わることすべてを避けることで
当時は心の安定を保っていたような気がする
そんなわけで
相手の心がそのことを受け入れる余裕ができた時に
あらためて誘うのがいいんじゃないかなと、思いました
私も他のことで、相手にうざったがられることを
していないか気を付けなくては
余計なおせっかいは、余計な軋轢をうむだけだしね
女性の胸に関わることは、たとえ同性であっても
センシティブな問題であるし、一線を引いたほうが
お互いにとっていいんじゃないのかと
考えた休日の朝の出来事でした