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対話型AIに自己言及パラドックスの質問をしてみた
質問するとなんでも答えてくれる対話型AI ChatGPTに次ぎの質問をしてみた。
質問内容:
私はすべてに対して嘘をつく。その言葉が真実である場合、私は嘘をついていることになりますが、「私はすべてに対して嘘をつく」が嘘なら、正直者となります。正直者の私が「私はすべてに対して嘘をつく」と言っているのだから、私はすべてに対して嘘つきなのです。
この矛盾をどう解決しますか?
AIの回答一回目
「私はすべてに対して嘘をつく」という文章が真実ならば、その人は実際に嘘をついていることになります。しかし、その文章が嘘である場合、その人は正直者となります。それが「私はすべてに対して嘘をつく」と言っているのだから、その人は嘘つきである、と言うことになります。 このように、自己表現が矛盾しているため、この言葉の意味を理解することはできません。
AIの回答二回目
「私はすべてに対して嘘をつく」という文章は、自己言及パラドックスと呼ばれるものです。このパラドックスは、「私が言っていることが真実である場合、私は嘘をついている」という矛盾が生じるため、
解決することはできません。これは、言語や論理が人間の知覚や行動を完全に表現できない場合によく現れるものです。このパラドックスを考えること自体が、思考の自由度や思考の複雑性を示していることになります。
おっ、自己言及のパラドックスをクリアー!
↓のアニメ(攻殻機動隊)の動画は、オペ子(AIロボット)がタチコマ(AIロボット)に自己言及のパラドックスの質問をされ、それをクリアーできずに考え込んでしまうシーン。