懐かしい顔
人に会ったときに、圧倒的に「懐かしい」と思うことが増えた。
懐かしい顔を見ると
今までわたしが重ねてきた年月が
身体の中を秒速で駆け巡る。
特に
少女時代の同級生なんかは
「久しぶりに会う」が「え、15年ぶりだよね?」みたいなことになるから、かなり懐かしい。
懐かしい顔の前では
取り繕ったり、無理をしたりすることもなく
普段被っているオトナの仮面も
自然と外れて
ただただ少年少女のように
きゃっきゃできるから
心がちゅるんと潤う。
みたいなことを考えながら
カフェで文字を打っていたら
ふいに涙がうっと来た。
いつのまに、こんなに
歳を重ねてしまったんだろう。
うっ。
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