芦那すみれ

女優。

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最近の記事

懐かしい顔

人に会ったときに、圧倒的に「懐かしい」と思うことが増えた。 懐かしい顔を見ると 今までわたしが重ねてきた年月が 身体の中を秒速で駆け巡る。 特に 少女時代の同級生なんかは 「久しぶりに会う」が「え、15年ぶりだよね?」みたいなことになるから、かなり懐かしい。 懐かしい顔の前では 取り繕ったり、無理をしたりすることもなく 普段被っているオトナの仮面も 自然と外れて ただただ少年少女のように きゃっきゃできるから 心がちゅるんと潤う。 みたいなことを考えながら カフェで文

    • あけまして

      おめでとうございます。 あまりにも言葉を紡ぐ習慣から遠ざかっていたので、書き方を忘れたような気がする。 最近の小さな「快」は、前歯のギザギザを治したこと。 こんな簡単に大きく変われることをなぜ今までしてこなかったのかと不思議になるくらい 大人になった気がする。 もう十分に大人だけれど、それでも。 小さな「快」でした。

      • Kubota新CM『壁がある。だから、行く。〜Making a River編』出演

        Kubotaの新CM『Making a River.』篇に出演させていただきました。 「国籍や言語が異なっていても、大きな目標のために人は一つになれる」そんな気持ちに共感し、撮影に臨みました。 中東に行くのは初めてでしたが、しかも撮影でなんて、わたしにとって本当にご褒美のような時間でした。

        • 形から入る。

          近頃どうにも朝もスッキリ起きられないし、夜もうまく寝付けない。気分が上がらないなぁと思っていたが、はたと気づいた。 あれ、私、自分の気分が上がることをしていない。 (あと、アイフォンで調べ物ばかりしていて、目線がなんとなくずっと下になっていたのにも気づいた。) ので、今日は思いっきり目をかっぴろげ、なるべく上を見ながら過ごしてみた。 午前中に公園へ行き、初めて行くカフェで美味しいパスタをランチに食べ、本を読み、自転車で行ける場所にある温泉(源泉掛け流しのお湯)へ。

          秋のにおい

          台風が完全に夏を連れ去り、秋を連れてきた。 久々に、「しん…」とした時間を過ごしている。 この「しん…」とした時間がわたしは本当に好きだ。 マスクを少しずらして、自転車で坂道をダダダーっと下りながら、秋の匂いを存分に脳天から足先まで取り込む。 「うーん」と小さく息を漏らしながら、伸びをする。 小さな幸せ。 この3ヶ月くらいは、悲しいことが多すぎた。 祖母、祖父、祖母と、みんな一気に天国に帰ってしまった。 コロナ禍で、外国に住んでいた祖父母とは会う事もかなわず、

          秋のにおい

          うっかり終わる、夏

          うっかりしていたら、すっかり夏も終わりの方にさしかかってしまった。最近のわたしは、「うっかり、うっかり」ばかり言っている。何かにつけ、「うっかり」って、言葉の軽妙さが、ちょうどいい。 前回の更新からたった1ヶ月くらいなのに、1年くらい分の楽しいこととつらいこと、嬉しい出会いや泣きたい別れが交互に訪れて、まるで日々が乱高下するチャート図みたいだった。そして、目の前にやることがたくさん溜まっている、実務系の。。。 で、明日は久しぶりに楽しいこと。 こないだやってからちょっと

          うっかり終わる、夏

          梅雨明けを待つ、日曜の午後

          気づくと、もう7月も半ばに差し掛かっている。 これだから、困る。いつからだか忘れたけれど、時間の感覚がおかしくなっているような気がする。小学生の時とか、毎日がいやいや永遠過ぎるだろ。。。って何度も何度も、思っていたのに。 早く大人になりたくて仕方なかった。 しかしまぁ、小学生の時からせっかちだなんて、元来そういう性格なのだと、そろそろ諦めるしかない。 先週はイレギュラーなこと続きで、右往左往していた。 詳しくはまたいつか、ゆっくり綴ろうと思う。気持ちを整理するのにも

          梅雨明けを待つ、日曜の午後

          たいていの不調はコレで

          今朝、起きてみたら、なんだか喉がチリチリする。 鼻がちょっとグズる感じもあり、喉にネバっとした感じも。 こういう時私がまずやることは、薬を飲むことではなく、鼻うがい。 長年の職業病とも言うべきか(もともと歌っていたので)、やはり喉の異変にはめちゃくちゃ敏感。 かつてはBスポット療法というのに足繁く通ったこともあるが、もっと何か自分でできることはないかなと思うようになってから出会ったのが鼻うがい。 生理食塩水を作るためのサーレを水にさっと溶かし、鼻うがいの機器(機器と

          たいていの不調はコレで

          MameKurogouchi×UNIQLO戦争

          朝、アイフォンにブルルとお知らせが届いた。 絶対買うぞ買うぞと前から決めていた、大好きなお洋服のブランドMameKurogouchiとユニクロのコラボしたアンダーウェアラインが、ただいまより発売しますというお知らせだった。 一ヶ月も前から気にしていたのに、しまった!日々の悩み事に紛れてごっそり忘れていた。 Mameは日本のブランドで、とても個性的かつ繊細な生地感や服を着た時のラインが美しく、うっとりするお洋服を作るブランドだ。 本当だったらもう、なんだったら全部1点ず

          MameKurogouchi×UNIQLO戦争

          あずきばあちゃん、ひまし油湿布

          二日前から、ひまし油湿布を試してみているが、これがどうやらにわかには信じがたいのだけれど、効いているらしい。 やり方。コールドプレスされたひまし油をたっぷり布に含ませ、右背中の肝臓のあたりに直接あて、その上から温める。温めるのは、専用のヒーターでなくとも温まるものであればなんでもいい(ここは個人的な解釈。なので私は家にあった、自分では「あずきばあちゃん」と呼んでいるあずきのカイロみたいものを使っている)。で、一時間くらいぼーっとする。 これを三日間繰り返し、四日間休み、を

          あずきばあちゃん、ひまし油湿布

          似通ってしまう

          ついさっき、近所を自転車でふらふらしていたら、背格好から顔から服装までそっくりの男女二人とすれ違った。 U字ネックの紺色のTシャツに、緩めのジーンズを履いて、髪型も耳の下くらいの少し白髪の混じったワンレン風、二人とも50歳代に見える。 彼彼女はほぼ間違いなく夫婦だと思うのだけれど、それでふと昔に読んだ本谷有希子さんの「異類婚姻譚」を思い出した。一緒にいる時間が長くなってくると、どうしても似てきてしまうので、二人の間に石を置くと、石にすら顔が似通ってしまうというような?だい

          似通ってしまう

          今朝はとても気分がいい。 朝日と共にスッキリ起きられた、これはとっても久々のこと。 頭の中がしん…と静まっている。凪。 「人が自分の自律神経を自分でコントロール出来る方法は、唯一呼吸だけ」 と、前にふら〜っと入った整体の先生が話していた言葉を思い出す。 本当にそうだと思う。 久々に瞑想でもしてみようか。 すすすーと続いた晴れは今日で一旦おしまいのよう、心置きなく天気の恩寵を受ける日にします。

          「花を飾る」

          家にいる時間が増えてからというもの、花を飾るようになった。 一輪のダリアのこともあるし、その日の気分に合う色で纏めた花束の時もある。花を買うお店も、服屋さんと一体になった−お洒落な人がやっているお洒落な花屋さん−のセンスに有り難くあやかる時もあれば、駅前のチェーン店の3本まとめて1000円をチョイスする時、果ては近所のスーパーの仏花の隣りにあるコーナーで、夕飯の買い出しのついでにサクッと、な時もある。とにかくどんな花でもいい、その日その時、自分の心にピンと来たものをお供にし

          「花を飾る」

          自分を愛せなくても、他人は愛せる

          コロナ禍になってからというもの、「SELFLOVE」というキーワードが社会に浸透し始めているのを感じる。いわゆる、「自己肯定感」というやつだ。 雑誌でも「ご自愛」特集がここぞとばかりに組まれ、時代も変化したなぁ〜と感じる。その流れ自体はとても歓迎すべきものだと思っているし、コロナ禍で気軽に外に刺激を求められなくなった結果、自分の内側をジャーニーする機会が増えたというのはすごく豊かで、人間が本来大切にすべき時間だと思う。 でも、それと同時によく聞こえるようになってきた言葉「

          自分を愛せなくても、他人は愛せる

          母の呪いが解けた日

          昨日、ふと目に止まったニュースで、「努力出来ない脳」というものがあることを知った。 「努力出来ない」って、今までに言われたり自分で感じたりしたことのある人には、どうしても重ーい響きで胸に刺さってくるこの言葉。かくいう私もその一人。 そのニュースによると、人間の脳には何かタスクを与えられた時に、元々の性質として「努力出来る」報酬系の働きが良い脳と、「このタスクにかける努力は不必要だ」と判断し働きを弱める判断をする島皮質の働きが良い脳とに大きく分かれるそう。 そう、努力出来

          母の呪いが解けた日