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【検証結果】イマージョン英語学習【1年目の成果】

英語学習のやり方について「イマージョン」という言葉をよく聞くけど…

  • 本当に英語は身につくの?

  • 英語能力0からでも大丈夫?

  • 実践してみた人の話が聞きたい!

ネットで検索しても「過程」から発信してる人がおらず、誰を信用して良いのかもわからず。
ということで自分で検証してみました。

これまでの学習過程はこちらから。
記事内「所感」にて、その日の学びも記載しています。

結論としては、イマージョン英語学習を365日間(約1977時間)集中したことで

  1. リスニング:上級の中レベル

  2. 発音:日常会話の単語なら発せられる程度

  3. アウトプット:意思は伝えられるが、正確な英文はつくれない

という結果がでました。
それぞれ具体的に解説していこうと思います。



〜〜〜検証の前提〜〜〜

検証に使った学習法や時間の計測についてまとめておきます。


前提1:英語学習の方法

インプット・アウトプットともに「イマージョン学習」を行いました。
ここでいうイマージョンとは「どっぷりつかるように英語だらけの生活をおくる」という意味です。

イマージョンの考え方は、CHADSの「ファウンデーションズ」「スパルタイマージョン」という有料教材を参考にしました。

【CHADSとは?】
CHADSは「Communicating Higher Aesthetic Dynamics And Speech」の略で、英語コミュニケーションのスタートアップ企業です。「あなたが思い描く生活へと導く革新的な英語学習法」を理念にイマージョン学習法に特化したデジタルコースを提供しています。

引用元:CHADSのホームページ

気をつけなければいけないのは、英語系の発信者によってイマージョンのやり方が少しちがっているということです。
学習をはじめる前に「誰のイマージョンのやり方を実践するか」を注意して検討する必要があると思いました。

ーーー

アウトプットについてはCHADSのやり方の他に、AIとのコミュニケーションを独自にくみこんでいます。

・さらに「理想をつめこんだ無料AI」が見つかった…!【ライティング練習】
→くわしくは327〜328日目の所感にて

ーーー

ただどの学習方法も確実な成果を保証するものではなく、CHADSのやり方についても私はカンペキにこなしているわけではありません。
ご了承ください。


前提2:日数と時間の計測について

この記事は学習の合計日数が365日に達した時点でので成果報告であり、学習を連続365日おこなったわけではありません
日によっては学習0時間のときもあります。

また、私は学習3時間未満で「あまり集中できなかった」という自覚があるときは0時間として計算しています。

活動日中における1日あたりの学習の平均時間は約5時間44分
休みをふくめた全日程では平均約4時間12分となりました。


〜〜〜イマージョンの成果〜〜〜

英語学習を約1977時間おこなった結果について、

  1. リスニング

  2. 発音

  3. アウトプット

の3つの能力がどの程度のレベルになったかを以下にまとめていきます。


結果1:リスニング能力

CHADSの無料リスニング診断をやってみたところ、「上級者」という結果となりました。
感覚としては「上級者の中」といったところ。

【リスニング診断のレベル】
超初心者、初心者、中級者、上級者、エキスパート。

以下の動画の8割以上が理解できればエキスパートに上がれるのだけど…

引用元:CHADSの無料英語リスニング診断

エキスパートは2回視聴しても5〜6割しか理解できませんでした
「何とか話の流れはわかったかな?」という程度。

ただ初めてリスニングが上級に到達したとき(学習1422時間30分)はギリギリ何とか聞きとれる程度でしたが、そこからの約554時間の学習で上級者の「下→中」になるくらいには成長できました。

では具体的にどんな動画がわかるようになったのでしょうか?
チェックしてみました。

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・具体例:ここまでわかるようになった!

以下のような動画コンテンツの内容が「英語字幕なし」でもかなり聞きとれるようになった実感があります。

例として、まずホロライブID・EN(英語を話すVtuber)の配信動画は比較的わかるようになってきました。

とくにゆったりハッキリ話すクロニー(青髪)の英語は理解しやすい…!
以下の動画については、英語が第二言語のカエラ(黄色髪)の話も聞きとれます。

たとえば上の動画のシーンについて

[21:30〜]:二人の話の何が食いちがっているのか?
[24:09〜]:二人は何を言いあらそっている?
[27:25〜]:クロニー(青髪)は何をそんなになげいている?

その前後の発言で使われている言葉をハッキリと聞きとることができ、会話の内容を理解することができています。

また、そのシーンの中の「stall」「slam」「 jump scare」という言葉を知らなかったのですが、いちいち調べずとも前後の文から意味を推測できます

知らない単語も「音が聞きとれる」ことで認識することが可能となりました。
よりイマージョン的な単語の覚え方だとあらためて実感しています。

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また難易度がたかくて苦手だった海外の映画ですが、『バッド・デイ・ドライブ』の音声が聞きとれるようになっていました。

ティザー映像はこちら。
感覚としては内容の8割、厳しくみつもっても7割以上は理解できています

最初こそリアルな英語は意味不明な呪文にしか聞こえませんでしたが、しだいに言葉の意味がスッと頭に入ってくるような感覚になっていきます。

ただ上のティザー映像の[0:41]あたりで言われている「There are」は聞きとれていませんでした
あとから英語字幕をつけて確認してみましたが、今の私のレベルでは聞きのがしてしまいますね…。

それでもその後の単語は聞こえているので、何を言っているのかはわかります。

このことから、英語を理解できている理由の1つとして「きっと文脈的にそうなんだろうな」という予測に助けられていることがあげられます。

それはそれで英語力が向上したということなのでしょうけれど、まだまだリスニング能力が不足している事実には留意していく必要がありそうです。

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・逆に半分以下しか理解できなかった動画

あっとう的に難しかったのが映画『TENET テネット』です。

英語字幕をつければ6〜7割は理解できそうですが、
字幕なしでは4〜5割しか英語を聞きとれていない実感があります。

この映画を聞きとれない理由は

  • 「エントロピー」など日本語でも難しい言葉が使われている

  • セリフよりもBGMの音の方が大きくて聞きとりにくい

  • 舌足らずのようにボソボソとした喋り方が多い(リアルな英語)

の3つが考えられます。
映画独自の難しい単語はさておき、よりネイティブらしい自然な会話が聞けるようになることが今後の課題となりそうです。


結果2:発音の正確性

英語を正しい音で発せられるかについては、『ELSA Speak』という発音矯正アプリの判定を基準に考えていきます。

【発音矯正アプリ『ELSA Speak』とは?】
・AI会話アプリ
・Googleが出資
・発音を採点し、改善案を提示してくれる

『ELSA Speak』の公式サイトはこちら

結論から言うと、「ゆっくり意思疎通をするカタコトな外国人」…みたいなレベルには到達できました。

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スコアは中間体の73%でした。
80%以上で上級らしいので、私の発音レベルは「中の上」ということになります。

「IELTSのスピーキングスコア」では6.5という結果に。
これは日常会話や議論での主張ができる発音のレベルということらしいです。

ただ以下の画像のとおり、スラスラと抑揚をつけて話すのはまだまだ苦手です。

単語1つ1つをゆっくり発音できるものの、流暢な会話にはまだいたっていないという結果となりました。

総じて「何度かためせば単語1つ1つは正確に発音できるけど、スムーズな会話はまだムリ」といったところでしょうか。

はたしてこれ以上の成長はあるの…?
今後のテーマの1つになりそうです。


結果3:アウトプット能力

つまり英語の「書く」「話す」ができるかどうか。
正直365日(約1977時間)ではカンペキな英文をつくることはできない実感があります。

たとえば「残念ながら、英語をマスターするには時間が足りず、書いたり話したりはまだ上手にできない」みたいなニュアンスでライティングしてみたところ…

正しくは

Unfortunately, I can't speak or write English well yet because I don't have enough time to master it.

↑翻訳機とAIで確認ずみの文章

私が5分かけて書いた文章は…

Unfortunately, I can't speak English and write English well yet, because there is not enough time to master English.

↑太線部分がまちがえたところ

理由部分の主語を「I」にするなんて中学生でも思いつきそうなものだけど…
いざ「伝えなきゃ!」と思うとかるくパニックになってしまうようです。

何とか意味は伝わりそうですが、英語をペラペラにするにはもっと英語を頭にしみ込ませる練習が必要そうですね。

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・アウトプットができない理由

インプットが上級なのに、発音やアウトプットが中級以下なのはなぜ?
それはインプットとアウトプットは別の能力だからだと考えられます。

たとえば法律の内容を聞いて理解できても(インプット)、聞いた直後に同じように復唱する(アウトプット)のはムズカシい…というのに似ている気がします。

フクザツな文章を覚えるにはただ聞くだけでなく、何度も声に出さなければ覚えられないよなぁ…と個人的には思います。

またピアノの例でいうと、「ドレミファソラシド」の位置は覚えようと思えばすぐに覚えられそうです(インプット)。
ただそれをプロのピアニストのように滑らかに弾くこと(アウトプット)ができないのと同じです。

カンタンそうで、あんがい指がつっかえてしまうんですよね。
弾いてるうちにどこがどこだかわからなくなるし。

同じようにどれだけ英語の音声を理解できても、それだけでは「みずからフクザツな英文をつくる能力」は育たないわけです。

自然にパッと英語が頭にでてくるようになるためには、これから何が必要なのでしょうか?

ーーー

・アウトプットを可能にするためにやるべきこと

状況によって人それぞれやることは異なるでしょうが、私の場合すぐにおこなうべき対策は

  • 単語学習をふやす

  • 発音練習の継続

  • 英作文の練習

この3つを、インプットと並行してつづけていくことだと考えています。

ーーー

〈単語学習をふやす〉

私のインプット学習は動画の視聴ばかりで、あまり単語の暗記をしてきませんでした。
やはり知ってる語彙はできる限りふやした方がいいですよね。

ただAnkiアプリを使った継続的な単語テストが苦痛に感じてしまい、ちょっとやる気にならず…

理由はおそらく「何度やっても覚えられない」という感覚が強いからです。
継続していけば結果はでるのでしょうけど…。

「英語学習をゲーム化」したり、「マイクラの世界でライティング練習」したように、長期的に楽しめる工夫が私には必要そうです。
何かいい方法が見つかりしだい記事を書いていこうと思います。

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〈発音練習の継続〉

ライティング・リーディングの練習は、スピーキングを重複させれば効率が2倍になるのでやっていきたいところです。

つまり英語を声にだしながら書いたり読んだりすれば、2つのことを同時にできて時間が節約できると私は考えています。

ただそれにはある程度のスピーキング能力が必要ということでもあります。
そのためまずは英語をスラスラと発音できるよう、

  • 『ELSA Speak』の利用

  • リピーティング

  • シャドーイング

を段階的に行っていく予定です。

リピーティング:音声を聞いたあと、つづいて同じようにマネをする
シャドーイング:音声に少し遅れて復唱する

なれるまでは英単語のリピーティング、できるようになったら簡単な文章のシャドーイング…というように、ゆっくりステップアップしていきたいと思います。

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〈英作文の練習〉

発音練習がひと段落ついたら、上記のようなライティング練習をふやしていこうと思います。

「つくった文章は正しい英文になっているか?」を、AIや翻訳機でいちいちチェックする手間はかかりますが、まちがえた英文を覚えてしまい変なクセがつくよりはマシでしょう。

ーーー

以上の内容をこれから実践していき、「学習記録の所感」に記録しつつハッキリした結果がでたら「実践結果」に記事を追加していこうと思います。


〜〜〜まとめ〜〜〜

365日(約1977時間)イマージョン英語学習に集中した結果

  1. リスニング:海外Vtuberの会話や映画『バッド・デイ・ドライブ』はかなりわかる

  2. 発音:スコア的には「中級の上」

  3. アウトプット:自分の考えをカンタンには伝えられるけど、ミスも多い

これが英語と学習過程の執筆のみに時間をささげた1年の結果です。
また、これまでに利用してきたCHADSの「スパルタイマージョン」とAIを使ったアウトプット練習の成果ともいえます。

・「スパルタイマージョン」について
CHADSのホームページ

AIを使ったライティング練習について
327〜328日目の所感

さらに2年目以降も英語学習をつづけていき、その成長過程や結果を発信していきます。

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