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雑誌のバックナンバー
2023年11月
少し前に、仕事仲間からいただいた『CLIMBING JOURNAL』全巻。
創刊号は1982年、くださった方の生年は1973年。いくら早熟といえども、5歳で読むとは考えにくく、のちにそろえたのだろうけれど、こんな宝物を。
ほとんど記録に残されてこなかった、残してこなかった登山家-山野井妙子さんの半生を追っているので、こういったクライミング雑誌のクロニクル1行1行が貴重。
先日、あるクライマーが「雑誌は、クロニクルがいちばんおもしろい」と。
いつどこで誰が登ったか、ただただ記録が書かれているクロニクル。
クロニクルには事実しかないので、それが貴重。そしてクロニクルとクロニクルの行間にあまたあるだろう山行を想像し、確認することも重要な作業。
昨晩、70代と60代の山と仕事の大先輩達と飲んでいたら、偶然にも『CLIMBING JOURNAL』の話題に。おふたりとも創刊号と、ここに載っているクライマーのインタビューのことをすらすら話し始めるので、驚いた。
ところでこのバックナンバーの山、直接受け取るタイミングがなく、共通の友人宅に置いておいてもらった。栂池の友人宅を訪ねると、私の顔を見るなり「重たいよー」と。『CLIMBING JOURNAL』全巻はホント重たかった。受け取ったメッセージを入れると、「おまけに、『Alpinist』も幾つか入っているから」と。底の方を見ると、10冊近い『Alpinist』も……。
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