[札幌新陽高校×CHINA AIRLINES]「ついに台湾へ!」台湾から女子高校生は何を学んだのか。(タビナカ/タビアト編)
こんにちは!
教育と社会をミックスする会社「株式会社すみか」の月館(つきだて)です。
弊社が探究コーディネーターを務める札幌新陽高校の生徒3名と台湾の航空会社であるCHINA AIRLINESさんによる「台湾アンバサダー」PBLのプロジェクトとして、ついに11月26日〜29日(3泊4日)、台湾へ行ってきました!
アンバサダーにとって、台湾が初海外となったこの取り組みで何を見て、何を感じたのかご覧ください。
このPBLは札幌での活動から学習体験が始まっています。出発前の事前学習「タビマエ」の様子についてはこちらをご覧ください。
台湾に向けて探究テーマとともに準備へ
生徒たちは事前準備でさまざまな経験をしてきました。CHINA AIRLINESさんとの活動をしながら、台湾について調べて調べたり、インタビューをしながら少しずつ知識を蓄えていきました。アンバサダーたちはそれぞれ「台湾の景色と日本の景色の違い」「台湾のタピオカと日本の違い」「台湾のお茶文化」というテーマを掲げました。
また、全員が初の海外渡航ということで、パスポート取得から始まりました。大人になるとパスポートは10年更新のため、全くパスポートを申請する緊張感がなくなってしまいますが、彼女たちにとって、ピカピカのパスポートを手にしたことも世界が広がったのではないでしょうか。
ちなみに、日本のパスポート取得率はわずか17%だそうです。
この記事で書いてあるように「若者の海外離れ」が「若者のせい」にされていますが、若者が高いお金を払ってでもいきたくなるくらい私たち日本人が海外の面白さを伝え、このように格安で行ける仕組みづくりを作る必要もあると思うんです。(海外に行けばいいわけではないですが、日本のよさは海外に出てこそわかるので、人生で一度行って欲しいです。)
いざ、台湾へ出発!!
CHINA AIRLINESさんのサポートで、新千歳空港から台北へ直行便で移動しました。(CHINA AIRLINESさんは、新千歳空港ー台北の直行便があります。1日1便。行きは14:40出発・18:20到着 ※時期によって出発時間が異なるためご注意ください。)
生徒いわく、フライトアテンダントの方々がすごくフレンドリーで心地のよい機内だったのことで、僕自身もそう思うくらい心地が良くあっという間に着きました。
約5時間のフライト中、機内食を楽しみ、映画を観ている間に到着。
台北の最寄りの空港は、台湾桃園国際空港。空港から台北までは、車で40分程度。札幌と新千歳空港と同じ距離感くらいです。
台北に到着したころには、20:00ごろのため、初日から西門町の散策や夜市で台湾らしい活気を味わい、翌日からの探究活動に備えました。
Day2:CHINA AIRLINES台北支社にて日本人へインタビュー
台湾のCHINA AIRLINES唯一の日本人社員、笹さんへのインタビューでは、10年以上生活している台湾での働き方や日常生活の魅力を伺いました。
台湾に来る日本人や日本の法人様に対して、楽しんでもらえるよう心がけていると仕事のやりがいについて話していただきました。
「台湾の人々は親しみやすくフレンドリー。でも、適度な距離感を保ち、穏やかな方が多い。」という笹さんの言葉に、生徒たちは台湾文化への理解を深めたようです。
インタビュー終わりには、CHINA AIRLINESのロゴが描かれたマグカップやお菓子をいただきました。
笹さんお忙しいところご協力いただき、ありがとうございました!
台湾で探究活動スタート
鼎泰豊での小籠包を楽しんだ後、それぞれのテーマに沿った活動が始まりました。
生徒の探究テーマは、
・景色の違いを探るため色々なエリアを訪れ写真を撮る生徒。
・お茶文化を知るため、さまざまなお茶屋さんを訪ねた生徒。
極めつけは、日本と台湾のタピオカの違いをタピオカ屋さん巡りする予定だった生徒が地下鉄移動の際にたまたま見つけた「パンダが映る広告」を見て、「私、動物園に行ってパンダに会いにいきます!」と衝動に駆られて中心部から40分ほど離れている台湾の動物園まで足を運んできました。(北海道にはパンダがいないので、生で見ることができるのはとても貴重なんです。)
「パンダめっちゃかわいかった!」と嬉しさを爆発させていました。
この衝動に駆られて動き出す探究心を大切にしたいと思っていたプログラムだったので、とても嬉しい瞬間でした。
初海外にも関わらず、一切引率がなくても、本人が一人で現地に行って帰ってくることができたという経験そのものが生徒にとっての成功体験になったのではないかと信じています。
台湾最大の夜市「士林夜市」で、現地ならではの賑わいを体験。日本人観光客が多く訪れる観光地であるため、日本語を話す店員も多くいました。(日本からの修学旅行生がたくさんいました。)
これは、完全に僕の余談ですが、日本以外で一番ご飯が美味しいと思うくらいどれも美味しいご飯でしたが、臭豆腐に挑戦した私の感想は、「これは無理!」(笑)。僕も台湾の食を探究していました。笑
Day3:自分たちだけでツアーに参加
最終日、日本を出る前に生徒たちは自ら予約した九份・十份ツアーを予約。私たちは、台北駅にてお見送りし、生徒たちだけでツアー参加しました。
『千と千尋の神隠し』のモデルと噂される九份の街並みを満喫してた模様。ランタンで有名な十份では、高校生らしい(?)メッセージと共に打ち上げている様子の動画を送ってもらいました。
「楽しかったー!」とか「疲れたー!」と言いつつ帰ってきて合流しました。でも、どこか前より逞しくなった模様。初海外で、見知らぬ地での活動に臆せず挑戦する姿に、成長を感じました。
次の日は、7:55台湾発の飛行機のため、帰って身支度をして、就寝。あっという間の4日間の台湾の旅を終え、日本へ戻りました。
帰国後の報告会
帰国後、学校にて報告会を行い、生徒たちがプレゼンテーションを通して体験を共有しました。
たくさんの生徒や先生にきていただき、それぞれどんなテーマを持って台湾へ行ったのかをお話しました。
台湾で体験したお茶やお菓子を、友達にも共有したい!ということで「お茶会」を開催。参加者と一緒にお菓子を作る体験企画も開催されました。
開催した生徒の目標が「自分で何かを企画する」ということだったため、彼女にとって目標が1つ達成されたそんな瞬間でもありました。
プロジェクトを終えて
初めての海外で得た「小さな成功体験」は、生徒たちにとって大きな財産になるはずだと信じています。この経験を通して、何か頑張りたいことが見つかった時に「またチャレンジしよう!」と思える未来を築く一歩になれば嬉しいです。
高校生の挑戦を応援する企業を募集!
現在すみかでは、本プロジェクトのように、高校生が未知の体験に挑む場を提供する企業を募集しています。教育型プロモーションにご興味がある方は、ぜひご連絡ください。一人ひとりができることを積み重ね、未来を担う若者たちに挑戦の場を届けましょう!
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最後までお読みいただきありがとうございました。