映画【Hidden Figures】
Hidden Figures 邦題「ドリーム」
1960年ごろにNASAで計算係をやってた黒人女性の話。
人種差別という激しい壁があるのにも関わらず根底に流れる「俺らがロシア野郎に負けるはずがないぜ!」みたいな空気感が興味深い。
現在、宇宙開発はビジネスとしてペイしなくて下火になっているようだけど、リソースが潤沢になるのは実用性とか人道性とかでなくメンツと権威が乗っかるときなのだなとか考える。
と、これはサブ的な感想で、主題は...
差別が全然、過去のことじゃなくてしんどい。
こんな環境で、大きな目標(有人宇宙飛行)にのめり込んで達成を一緒に喜べるか??
第一市民様の茶番が!!!とか思わない?
しょーじき私は思うときある。
夢や目標って差別を忘れるほど魅力的だし、同時に既得権益側がバイアスに気づくきっかけにもなり得るんだなとは思うし、この映画自体そういう話だとは思う...しかし...
これ見て現代のアメリカ生まれエリート黒人女性はどう感じるのか聞いてみたい...
ともあれ、随所に出てくる彼女らの交渉の仕方が素敵。
冷静でかつ腐らない姿は見習いたい。