【短歌】羊三匹|文語の定型短歌を詠む 16
2012年8月詠
八ヶ岳を仰ぐ畑に夏野菜あまた育てる友に招かる
黒面の羊三匹庭に飼ふ友の面も陽焼けして黒
三匹の羊 ミツバチひと巣箱 庭いっぱいの野菜とハーブ
唐黍を三期に分けて植ゑしとふ 年長 年中 年少の列
ジャガイモの花を知らざる吾に友は啄木の歌を引きて教へり
摘みたてのラベンダーの香わが部屋に満ちて安らぐ山荘の夕
初出:『橄欖』2012年11月号 一部修正しています。
note にはスペースを挿入したりルビを多めにふったりしています。
2012年8月詠
八ヶ岳を仰ぐ畑に夏野菜あまた育てる友に招かる
黒面の羊三匹庭に飼ふ友の面も陽焼けして黒
三匹の羊 ミツバチひと巣箱 庭いっぱいの野菜とハーブ
唐黍を三期に分けて植ゑしとふ 年長 年中 年少の列
ジャガイモの花を知らざる吾に友は啄木の歌を引きて教へり
摘みたてのラベンダーの香わが部屋に満ちて安らぐ山荘の夕
初出:『橄欖』2012年11月号 一部修正しています。
note にはスペースを挿入したりルビを多めにふったりしています。