水曜クラス 風
あぁ、楽しかった。
里山で子どもたちと過ごす時間は、本当にあっという間でした。
私の仕事は、子どもたちを迎えに行くことからスタート。
山、谷、畑、民家、畑仕事をする人、吸い込む空気。
目に入るもの全て、私の大好きなもので。
私の体と心に染み渡ってきました。
子どもたちと合流すると。
大人の人たちとすこし挨拶を交わし、一緒に歩き始めました。
しばらく行くと、子どもたちは道の脇のススキ林に寄り道。
長いのがほしいと、力いっぱい引きちぎっていました。
その後、今度は笹を見つけると、持ってきていたハサミで切って持っていく。
子どもたちはこういうものが魅力的にうつるのですね。
到着したら、ミーティング。
マルシェをするとのことで、それぞれどんなお店がしたいのか出し合いました。
ミーティングが終わると。
五平餅づくり。
味噌汁づくり。
バレンタインのチョコのラッピング。
外へ繰り出す子も。
何やろうかなぁなんて、迷う子はいないし、やりたいことを取り合うなんてこともないく。
役割分担とか。
そういうのがいらなくて。
みんな、さささーっと動き出すのです。
そうして、できたら食べて。
お弁当もすきなところで食べて。
自分のお椀は自分で洗ってしまって。
また、さささーっといなくなる。
午後は、マルシェのポスターづくり。
ポスターといったら画用紙に、お店の名前とかマジックで書いて、絵とか書いて。
というイメージだったので、私は画用紙をまず探して、準備したのですが。
あまり枚数がない。
これでいけるのかなぁと思いつつ、ふらっと木工の部屋に行ってみると。
店の看板がすでにできていました。
木を組み合わせてつくった看板に、お店の名前がマジックで書いてある。
あぁ、これめちゃくちゃいいやん。
そのうち、山から拾ってきた木と石を組み合わせたオシャレなオブジェが登場。
そこに、また木やマジックで文字を書いて看板にしていました。
子どもの世界ってやっぱり素敵だぁ。
そうしてあっという間に、終了の時刻になりました。
輪になって、今日感じたこととか話をして、終了。
子どもたちは、また里山の道を駅へと向かって歩いて帰って行きました。
ここでの子どもたちの居場所は
何も力を入れなくても
とても自然に
そして豊かに
展開してゆくのだと
感じました。
今日から始まった私の風体験。
まずは味わい尽くしていこうと思います。